八の沢~カムイエクウチカウシ山~ピラミッド峰 2022.9.16~17

メンバー:L S藤ay、S原、他1
タイム :9月16日(金) 9:00駐車場 10:55七の沢出合入渓 12:30八の沢出合 15:50八の沢カール 16:50稜線 17:40カムエク、C1設営
          9月17日(土) 5:00起床 6:45C1撤収 8:30ピラミッド峰 9:40八の沢カール 12:40八の沢出合 14:35七の沢 16:00駐車場着
 
4日間でエサオマン→カムエクの縦走を計画したが、後半天気が崩れる予報で、札内川増水を懸念したため、計画を反転しカムエクからスタートした。
札内ヒュッテから1kmほど入った場所にゲートがあり、そこが駐車場となっていて林道歩きが短くなり少しラクができた。
更に七の沢出合で何かの工事をしており工事車両が往来しているため、林道はきれいになり、自転車だとかなり早く来れそうだった。
札内川~八の沢は水が少なく快適だったが、カールの水は涸れていたので、少し下りて水を補充をした。
カムエクピークまでテントを上げ、縦走を続けるつもりでいたが、軽量化のため稜線上は水を持たずC2を十の沢カールに下ろしたとしても十の沢も枯れてそうなこと、3日目にはトッタベツ林道近くまで下りないと増水でマズそうなこと等、全日程こなせるがギリギリの計画で、精神的にも体力的にも余裕のない計画になる。何より天気が悪い中行っても楽しくないとCLの意見を尊重させてもらい、今回は縦走を断念し、悔し紛れに翌日ピラミッド峰を往復した。ピラミッドまでは明瞭な踏み跡が続いていた。
はじめは展望がなかったが、カムエクに向かっているとどんどん雲が下がり一体が雲海となり、険しく長大な中部~北日高が一望できるようになり、久々の日高の景色に震えた。
ついこの間まで日高にいたのに、もう狂おしくあの稜線に戻りたい。日高は本当に魅力的な山域だ。(S.ay)

層雲峡 電気の沢 2022.9.10

メンバー:I井、P、K玉
コースタイム:730銀河トンネル入口横の駐車場集合
       0805F1着 → 1015チョックストーン → 1210駐車場着

 この日の天気は、晴れ。8月に行く事が出来なかった電気の沢へ、苔に覆われた美渓に大興奮!!
 私は今年4回目の北海道の沢であり、駐車場横の銀河の滝を眺めつつ朝食を摂り、I井さん、Pさんが到着するまでにスタート地点の堰堤を地図で確認していた。
 沢の右岸の林道を辿り入渓となった。最初は、大きな岩がある巨岩帯を難なく通過し、10mのF1滝に到着。I井さんがロープをダブルにして滝を登攀する。後続はPさん、私と続けて登った。滝の左岸をトラバースしながらバイルを使い通過したが、ホールドは掴むと崩れやすい。滝の出口に残置スリングがあった。

F1を登るPさん



 

バイルでヘツるK玉さん

バイルでヘツるPさん

その後、滝が二つ出てくるが、トラロープが下がっている岩はI井さんのビレイで超えることができた。私も直ぐにロープを出せるようにチェストコイルにしたが、ほぼ使う場面がなかった。
 谷が次第に狭くなりゴルジュが始まる。苔が生えており、上を見上げると空とのコントラストが素晴らしい景観でした。ゴルジュ内は、ヘツリが出来る所はバイルを使って進むのが面白い。連続する小滝は、以外と釜が浅く足が付く滝が多い。泳げる箇所もあり突っ張りを多用し、終始ゴルジュ帯は楽しい箇所が続き、I井さんの沢バイル指導のもと有意義な山行となった。
 ゴルジュ内は、壁の崩壊で核心(チョックストーン)が簡単に登れたり、残置ハーケンも前より無いとI井さんは話していた。次からは、軟鉄かクロモリハーケンを1~2本は予備に持ってこうと考えます。

簡単に超えられるチョックストーン

 

ゴルジュの終わり辺り





ヒルクライムして登山in旭岳 2022.9.11

メンバー:L S藤(ay)、S藤(ak)
タイム : 5:00 家発〜ロードバイク36km〜7:28旭岳温泉〜トランジット〜7:45 0合目発 8:57 5合目 10:08旭岳 12:14 0合目〜トランジット〜12:28旭岳温泉発〜ロードバイク36km〜13:40 家着

夏はタイミングを逃し、今年はできないかと思っていたが、9月に入って気温が高い予報が出たので決行。
しばらく雨が降っておらず登山道がカラカラに乾燥し、下山は滑りまくりで危険。下山に想定より時間がかかったが、去年よりタイムは縮まったので来年も頑張りたい。
(S.ay)



第34回北海道山岳連盟交流登山会登別大会、2022.8.27-28

メンバー:S藤T(CL)、A山(SL)、T屋、Y野、I井、P

コースタイム

8月27日 11:00 サンライバスキー場到着、13:00受付→15:00開会式・記念撮影・アトレクションリーダー会議・抽選会→16:30自由時間・夕食→22:00就寝。  

8月28日 4:30起床・朝食、6:30集合→コース毎に車で移動。

●Bコース 来馬岳オロフレ峠コース(S藤T、A山、Y野、I井、P)

7:00オロフレ峠 駐車場着、7:15登山開始→8:07カルルス山着C1075m、8:16発→9:34来馬岳山頂着C1040m、10:05発→11:25 カルルス山→12:15オロフレ峠、解散。

●Dコース カルルス温泉―橘湖往復(T屋)

6:35  カルルス温泉 駐車場着→7:00 準備体操後コース出発C330m→7:10 薬師神社右からコースへ→8:00 最高地点C450m→8:15  湖畔着C400m 、左回りで1段高い位置を周回→9:05 唯一の休憩スペース着、大休止、9:30 発→9:35 分岐着→10:25 神社着、解散。

 

27日、旭川組女性4人は、受付時間よりかなり早く会場に到着、テント設営。その後I井さん、T屋さん到着、ワインで乾杯、雨の中で賑やかな雰囲気。3時から開会式、I井会長の挨拶があり、登別市のご協力や登別山岳会のご苦労が伺えた。記念撮影の後、様々な協賛品が当たる抽選会、旭川山岳会ではS藤Tさんが唯一当たった。Y野さん手作りの野菜、焼肉、ちゃんちゃん焼きは本当に美味しかった。主催側から豪華なお弁当とビールが配られ、協賛の日本酒も豊富、話は盛り上がり、お酒も進む。翌日晴れることを祈り、22:00頃就寝。

28日、幸いに雨は止んで天気予報も晴れ、朝食後4つのコースに分かれて移動。T屋さんはDコースへ、その他はBコース、オロフレ峠まで車で移動、7:15山行開始。登別山岳会のリーダーが先頭に立ち、30人以上の参加者が一列になって登山道を歩く。Bコースは全体的に登りと降りが繰り返される。登山道も広く草刈りも綺麗にされていた。登別山岳会の皆さんが整備してくださったという。ありがとうございます!岩見沢のこぶし山岳会から16人も参加し賑やかだった。私たちも5人だがめげずにわいわい。雨上がりで空気は澄んでおり、日差しも強くなく山行には快適だった。穏やかな登りで間もなくカルルス山に到着、記念撮影。そこから来馬岳に向かい、9:30山頂到着、記念撮影。山頂はそれほど高くないが、周囲の山々が見渡される。ゆっくり景色を楽しんでこぶし山岳会はカルルス温泉方向に下山、その他はオロフレ峠に下山。往復5時間強で予定より1時間も早く山行が終わった。二日間他の山岳会の雰囲気も見られて面白かった。雨の中でたくさんのことを準備してくださった登別山岳会の皆様、道岳連の役員の皆様にお礼を申し上げたい。(P記)

 

 

 

Dコースは、参加者10名、役員4名で、14名であった。参加者に目の不自由な方が居てゆっくりペースで楽しく林越しの湖を眺められた。マスや鯉が居るそうだが残念ながら見えなかったが緑がかった湖面は神秘的だった。地獄谷大湯沼の上からの自然探勝路もあるとのこと。(T屋記)

 

 

 

オロエン沢 2022 8/14

メンバー、P、K玉、Y田

8:45  駐車場
9:20  入渓
11:00  ゴルジュ
12:10 林道
13:20 駐車場

私にとっては今年始めての沢登りであったが、急遽、ベテランリーダーのI井さんが参加できなくなり、簡単な沢登りに変更した。オロエン沢は、私とPさんは昨年に一緒に来ており、K玉さんは昨日も来ていたのだが、とりあえず行ってみることにした。

ゴルジュ以外に難しいところはないはずが、集合場所についてみると予想外に強めの雨が降っていた。雨が降ると沢はすぐに増水するので気をつけなければならない。念の為に、この沢をよく知るM岸さんにエスケープルートなどのアドバイスを受けてから沢登りを開始。まもなく雨は止んだが、沢水は少し茶色く濁り、昨日よりもさらに増水していた。しかし、難易度が変わるほどではないのでどんどんと遡行していく。初級者向けの沢ではあるが、良い沢である。美しい景色を見ながら、気持ちよく歩くことができた。

やがてたどり着いたゴルジュは、予想以上に水量があった。ゴルジュの抜け口にある核心の滝はかなりの水量で真っ白である。昨日、自力で滝を登りきれなかったというK玉さんはリベンジがしたかったのだが、果敢に泳ぐも強い流れに押し返されて滝の下の取り付きまで到達できず。私も快適なシャワークライミングをイメージしていたので戦意を喪失。今回は無理をせずに、ゴルジュの中から右側を巻くことにした。さらに進むと堰堤に出て、その先をもう少し行ってから右に上がっていくと林道へ。サクッと楽しめた沢登りとなった。
IMG_1688.jpg
 
記 Y田
 

エサオマントッタベツ岳 2022.7.2〜4

2022.7.24 エサオマントッタベツ岳
メンバー:(CL)U野、SakiSay、他1
72()
びれい橋発12:15 C1北東カール着18:20
夏の祭開幕!!うっすらと踏み跡が残る林道を辿り入渓。水量が多く時間がかかるため、川の中ではなく巻き道をたくさん使った。見上げるとときどきエサオマンと北東カールが見えてテンションが上がる。

期待していたCo1400mからのナメ滝は迫力があり美しい。左岸を巻く。カールが近いのが嬉しいけど、このまま着かないで欲しいと思うくらい、幸せを噛み締める瞬間だった。

18時を過ぎ、誰もいない北東カールに到着。テントを張り終えた頃、150mくらい先にヒグマが草を食んでいた。私たちのことは気にしていないようなので、私たちもいつの間にか存在を忘れ、男たちが持ち上げてくれたビール6ℓ、ワイン3本、梅酒1本とジンギスカンで乾杯。感謝!22時就寝。
73(C18:15 札内JP 9:15 エサオマン10:00 C112:10~撤収13:15 C216:45
4:00起床。テントから出てご来光を拝んで二度寝。起きたらガスが濃くなっていた。

カールのルンゼには雪渓がどっぷり残っている。アイゼンを持ってきていないので藪を漕いで稜線へ。稜線は日高固有種“ヒダカゲンゲ”が満開で感動。残念ながらエサオマンからの展望はガスでなかった。
下りはカールのほぼ真ん中のルンゼを下ったが、急で雪が固いので、CLにバイルで足場を切ってもらいなんとかがんばって下りた。この時期はアイゼン必携だ!恐ろしかった。

 Co997の出合まで下りて、C2整地。短時間でイワナ爆釣。23時就寝。

74(C28:15 びれい橋着11:30 

男たちは朝までテントにもシュラフにも入らず、石の上に直に寝ていた。水流が強く、ときどきタックルを組んで渡渉。

次はエサマンとカムエクを繋げよう。

7月9日 ニペソツ山報告

メンバー PA, KA

登山口(頂上まで10.5キロ) 4:30 三条沼(7.5k)5:50 (6.0k) 6:50 (4.5k) 7:30

(3.0k前天狗尾根)9:25 前天狗 9:45

天狗岳 10:15 (1k) 10:35 頂上11:30~11:55 前天狗 13:35 (4.5k)14:45

登山口16:50

二ペの幌加温泉コースは、18`に整備されているので天気が良ければ足元の泥濘に注意すれば、問題はない。頂上まで何キロと1.5キロ刻みに標識有り、4.5キロ地点まで下草も刈られておりここから登山と言う感じになる。岩、倒木を越え歩みを進め尾根を離れ左に降り雪渓を渡る。大雪山国立公園上士幌管理事務所に依ると"雪渓を登った後振り返って降りる所を確認してほしい"との事 名言である。だが雪渓の終わりにロープが張って有り尾根の取り付きもピンクテープがある。緩やかな斜面を進むとガスっている中にアオツガザクラの大群落が見える。ほぼ一種類 混生していないのは珍しい。だんだん登りは、険しくなるけれど小さな谷の両側にナナカマド、ウコンウツギが二層に足元にはチシマノキンバイ、エゾヒメクワガタ、ハクサンイチゲ等一見するだけで10種類以上は有りそうだ。正に桃源郷だ!!晴れていればどれほど素晴らしいだろう。花を眺めながら歩みを進めるうちに、急登になるが登るには問題無さそうである。降りは気を付けた方が、良いと思っているうちに尾根に着いた。ピークまで、3kの標識有り ここから進む方向を90°変える。視界は、40~50m 帰りの為にテープを付け進むとすぐ前天狗のトイレブースに着いた。尾根の影のテン場は、水浸しでここ3~4日天候は良くなかったらしい。ここから岩場の降りになるので、慎重にテープをまめに付け下る。天狗岳の登りは、そんなに気にする事はないが、帰りの登りの事を考えると気が重くなる。頂上まで1k地点からバテてた身体には、長く感じる。いつものナキウサギの岩場もガスっていて、声も聞こえない。ようやくピークに通じる尾根が見え安堵し頂上に立つことが出来た。ガスは、濃くならなかったが、小雨状態が繰り返し来て景色を眺める事が出来ず残念。もっと残念なのは、前天狗尾根を離れてから、登った時とは違ってドロ道を滑り、ドロまみれに成りながら降りる。ロープを張ってあるけれど、かえって振られたりさんざんな目に遭いながら4.5k地点に着いて一安心する。登りで判らなかった無名沼を探しながら小川状態の登山道を下って登山口に到着する。無名沼は、見つからなかった。雨の前後はお勧めしないルートと考える。

                KA記

2022.7.30-31 クワウンナイ川

メンバー:I井(L)、S藤T、N川、P
コースタイム:
30日 5:30清流橋横駐車場集合(天人峡温泉入口駐車場に1台配車)→6:00出発→11:20カウン沢出合→12:10魚止の滝→C1170奥二股→14:30ハング滝→17:20源頭C1
31日 4:00起床→5:20源頭C1出発→6:30登山道→6:53天沼→8:08化雲岳→14:10天人峡登山口→入浴後解散

30日は水量も多くなく、天候は晴れ、沢登りには最適だった。6:10入渓。1時間ごとに休憩を挟みながらゆっくり川原を歩いた。魚止の滝は、左右に広がり迫力があった。滝の左岸を高巻いた。滝の上は長くて大きなナメ。通称、滝ノ瀬十三丁。2時間ほどナメが続き、ナメが終わってから30分ほど歩いたら、一番の難所とされているハング滝。右岸を高巻く。残置ロープを使いI井さんに引っ張ってもらった。その後、細くなった沢を歩き、また細い山道を歩いた。17:20源頭に着いたら、既にテントが4つ張られていた。まだ雪渓が残っており、池もあり、湿地だった。ツェルトを設営し、夕食。夜8時頃寝た。
31日は、天候は前日と全く違い、ガスって周囲が見えなかった。ここで事件発生、ツェルトの中でパッキングする間、熊スプレーが誤噴射されてしまった。息を吸ったらのどが痛く、顔はぴくぴく。熊スプレーをやられたら熊も大変そうだ。朝食後、5:20歩き始めた。沢が終わったはずなのに、また細い沢が少しだけ残っていた。道とは思えない岩を渡り雪渓を歩き、登山道に辿り着いた。このような天候では道に迷うこともあり得ると思った。ストックで支えながら歩くが体がふら付くほど風が強い。気が付いたら、私のザックカバーは消えていた。かなりの間ドロドロした道を滑りながら降りた。徐々に天候も回復、風も収まった。第一公園ではキボウシがつぼみの状態で華やかだった。天人峡登山口までは、虫達との壮絶な戦い、急傾斜で慎重に降った。14:10無事下山。(P)
―――
30日は快晴で沢日和。
I井さんもPさんも岩場を軽々と歩く。私はついて行くのに精いっぱい。後ろから私のモチベーションをあげようと釣りをしながら余裕のN川さんがなにかと冗談を言ってくれました。
楽しみにしていた日本一と言われるナメはとてもキラキラしていて、まさにご褒美タイムの遡行でした。クワウンナイ川はさすがスケールが違う。
リーダーのI井さんがここの釜に落ちると危険だと教えてくれました。エメラルドブルーでキレイだけど何処まで深さがあるのかも、転倒すれば場所によれば、どのくらい流されるかもわからない。自然の美しさと厳しさを感じることができた。
源頭で野営し翌31日は朝から濃霧。化雲岳では強風と霧雨でしたが全員無事下山。
とても楽しく思い出に残る山行でした。ありがとうございました。(S藤T)

 

 

 

 

 

 

大雪縦走 7/24〜7/27

原始ケ原登山口から旭岳温泉 7/24(日)原始ケ原登山口c1.11:00 7/25(月)c1.5:00〜美瑛富士小屋c2.17:00 7/26(火)c2.2:00〜ヒサゴ沼小屋c3.17:00 7/27(水)c3.6:00〜旭岳温泉20:00

 

7/24

北美瑛駅にザックをデポして車で旭岳ビジターセンターへ。

自転車で33km戻り、駅に自転車をデポして7:10の汽車で富良野駅へ¥860。

8:15発のバスで登山口最寄りバス停の布礼別へ¥520。 二時間程歩いて登山口へ。

登山口は雨、駐車場には三の沢渡渉は危険と言う事で戻って来ていた登山者がいた。

 

7/25

ガスガスの中、出発。 三の沢渡渉で濡れる事無く、原始ケ原へ。 ガス帯を抜けた湿原からは、富良野岳が良く見えた。

富良野岳からは稜線歩き、ガスが流れると良い景色、ガスると涼しい、丁度良い塩梅である。 美瑛富士小屋は、同じく旭岳へ抜ける二人組と私だけであった。

 

7/26

オプタテ〜トムラ間は未踏破なので一番楽しみ、不安な区間である。 2:00出発、オプタテで見事なの日の出を拝み、大下りへ。 歩く稜線、三川台、トムラ全て見え、最高である。 何度もアップダウン&ハイマツ潜りを繰り返してやっとこさ、三川台へ。 この頃には、トムラ、オプタテはガスの中であったが、黄金ケ原からのトムラにかけての岩稜、三川台のカール、カブト岩の展望には間に合いラッキーであった。 トムラ山頂はパスしてヒサゴ沼小屋へ。

 

7/27

もう一泊刻むかとも思ったが、ロングで歩きかったので一気に下山とした。 あわよくば旭岳からアーベントロート下山と時間調整したが、ガスガスなので時期を過ぎたチングルマを眺めながらの裾合平経由となった。

 

〈水場〉◎補給した所

7/24

秋雲橋徒歩0分

◎不動の滝徒歩20分

7/25

原始ケ原登山口〜美瑛富士小屋  

◎天使の泉、徒歩0分 三の沢渡渉地点

◎1200辺り、登山道を横切るチョロチョロ流れ 1350登山道脇.雨後の為か流れてた

◎上ホロ小屋前雪渓、登山道下り5分

◎美瑛富士岳トラバ斜面雪溪、下り3分

 

7/26

美瑛富士小屋〜ヒサゴ沼小屋 オプタテからの大下り下部雪溪、徒歩0〜3分 雪溪小さいのでいつまであるか?

◎三川台、登山道脇雪溪徒歩2分、残り僅か 徒歩10分大きめな雪溪

◎南沼テント場、徒歩0分 北沼 天沼

◎ヒサゴ沼雪溪

7/27

ヒサゴ沼〜旭岳さ 忠別岳小屋雪溪、徒歩10分 忠別沼

◎白雲小屋水場、8月いっぱいかと管理人談 白雲岳西登山道を横切る沢有り

裾合平

 

トムラウシの光と陰

今回の縦走ではトムラウシ山頂は行かず、トラバ道を使うつもりでいた。 遭難現場を見たかったからだ。 なぜ、こんな所でと思った。亡くなられた方々、残された家族も無念の一言だろう。 なんでも無い登山道が天候次第で豹変する。 的確な判断、対応が必要だと改めて思った。

 

感想

やり切ったと言うより、やり切れなかった、全然歩けなかった感の方が強い。 ろくにトレーニングもしないで歩けるはずもない。 悔しさを忘れず、トレーニングしようと思う。

 

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記:N川

 

大雪交差縦走 2022.7.2

メンバー:I井(C L)、S原(S L)、Y野、A山、S藤T、P

コースタイム 
○A班(I井、A山、T佐藤)⇨ 7:40銀泉台→9:15駒草平→10:13赤岳→(11:30交差)→11:47小泉岳→12:30緑岳→14:35第一花園→15:00高原温泉
○B班(S原、Y野、P)⇨ 7:40高原温泉→8:20第一花園→10:00緑岳→11:04小泉岳→(11:30交差)→11:55赤岳→12:55駒草平→13:58銀泉台

A班:
 初めての交差縦走を経験してみたいと思っていて楽しみにしていた。交差縦走と聞くとスライドするくらいに考えていたが、意外と自分が乗る車はどれで下山後の荷物を積む車はどっちの車か?と頭が混乱しそうだった。
 A班は7:40分銀泉台出発。出発から日差しが届き高度を上げるまで暑かったが雪渓の上を歩くと心地よい。駒草平では、メアカンキンバイ・チョウノスケソウ、駒草が咲いていた。雪渓の雪解けがいつもの年より進んでいないように思われ、第三雪渓付近のお花はポツポツ咲いている程度。それでも赤岳最後の登りは雪渓のおかげで涼しく登りやすかった。登りながらリーダーのI井さんが旭川山岳会の長年の登山道整備の活動を教えてくださり私は興味津々でお話しを聞かせて頂いた。赤岳で長めの休憩。B班Y野さんと無線がなかなか繋がらないがL I N Eは入るという不可思議な現象。
 11:30小泉岳付近でB班とスライドの際、記念撮影。Pさんはいつもの笑顔でみんなを明るくしてくれS原さんも明るくメンバーのモチベーションをアップしてくださった。小泉岳から緑岳への稜線歩きでは新しくなった白雲避難小屋も良く見えて一筋の縦走路がポストカードのような景色で気持ちよい。途中大きな株の駒草と礼文柴胡(れぶんさいこ)もあった。礼文紫胡を大雪山系で見かけるのは珍しいと聞いた。緑岳で写真撮影、下山途中やっと楽しみにしていたチングルマにあえた。第2お花畑で小休止したのち15:00下山。下山後は高山植物の生態系を乱さないように靴の泥を洗い落とした。(記録:S藤T)

 

 

 

 

B班:
 大雨で高原温泉の林道が通行止めとなり、I井さんが考えていたコースを諦め新たなコースで計画書を立てていただいた。幸いに前日17時に林道が開通することとなり、急遽元々のコースで登ることができた。
 6:30層雲峡上川インタートイレの前に集合し、A班はS原さんの車に、B班はI井さんの車に乗り合わせ(車の交換)、それぞれ出発地点に向かった。交差縦走は初めてで、どこで会えるかとても楽しみだった。無線機はA班ではI井さんが、B班ではY野さんとS原さんが持っており、交信するようで、それも興味津々。
 B班は、7:20高原温泉に到着、通行止めとなった割には林道は普通に見えた。7:40出発、薄曇りの中で緑岳を登る。見晴台の木が切られており、水平線のように向こう側の山々が広がる。気温が高く汗が出た。第一花園では遠くの雪渓が綺麗に見えた。ここからは風もよく少し涼しく感じる。雪渓に埋もれて花畑は見えなかったが、あちこち花は咲いている。雪渓を歩き、細道を過ぎて、岩道を慎重に登り、10:00緑岳に到着した。途中で大学生グループも追い越し、S原さんはY野さんの体力に感心していた。イワウメが綺麗だった。Y野さんは高原温泉から何度も無線機でA班のI井さんを呼んでいるが、全く反応がなかった。10:28、I井さんから「無線通じないね?」というL I N Eが。もはや無線よりL I N Eが頼りになる時代なのか。だが、S原さんはソフトバンクは全然繋がらないという。U Qモバイルは繋がったり切れたり、少しは頼りになる。緑岳から小泉岳に行く平坦な道にはミヤマリンドウ、ミネズオウが華やかだった。(この道、歩くにはもったいない、走りたいなぁ〜。)
 11:30、小泉岳を過ぎたところで、A班と「突然に」交差し凄く嬉しかった。早速記念撮影。T佐藤さんはいつ見てもたくましい。I井さんが天然記念物のウスバキチョウに会ったと写真を見せてくださった。道の状況など情報を交換し、A山さんからおやつをもらい再び歩き出した。11:55赤岳到着、「下山してからB班もA班が降りる高原温泉に行く」とLINEを送った。降りでは雪渓が多かった。しかも登りの雪渓では普通に歩けたが、降りの雪渓はかなり滑る。S原さんは滑りを楽しんでいた。倒れそうで倒れずバランス感覚が凄い。Yさんは一歩一歩慎重に雪渓を歩く。私はY野さんの足跡を追いズルしながら踵で歩いた。腐った雪の上をかなり歩いた。お尻で滑っている人達がいて、楽しそうだった。いよいよY野さんもお尻滑りを始め、私もお尻で降りたら歩くより遥かに楽だった。もっと早くこうすべきだった。
 12:55駒草平、確かに名前通り広々した平である。登山口に近付いたらヒメイソツツジの群落があった。元会長のT屋さんが大好きなところだそうである。植生回復のための注意事項が書いている標識があった。13:58銀泉台駐車場到着、座口から水が流れ、登山靴についた土を落とした。この道から入る人が多そうで、車を数えてみたら40台を超える。もはや登山のシーズンだ。
 A班と交信するため、車で高原温泉に向かった。3:00、A班はちょうど降りたばかりだった。温泉後、A山さんがご馳走してくださったソフトアイスクリームが美味しかった。交差縦走、全員無事下山。天気も良く、いっぱい喋り、楽しかった。(記録:P)