2016.1.19 NAKA滝-銀河 継続ならずの旅(NAKA滝-雲井1P)

メンバー 宇野吉、星野千 コースタイム 5:30 覆道駐車場発 5:50-6:30 NAKA滝 6:55-7:35 尾滝 8:20-9:10 パラグーフォール 10:35-12-35 ライマンの滝 13:10-15:10 錦糸の滝 1P目 14:00終了 16:30-18:00 雲井の滝 1pまで 18:35 銀河の滝駐車場着

昨年の石井さん方に触発されて?なんとなく思い付きで!?シーズン2回目ながら継続アイスを行くことにした。どうせなら最初からということで、短いがNAKA滝から攻めることにした。毎日アメダスをチェックしていたが、先週から60㎝強の積雪でラッセルが予想された。案の定、先週トレースは跡形も無くまっさらの雪原で、石井さんの悪夢が甦り、平地は膝上、滝へは胸ラッセルと苦しめられる。やはり今回もラッセルが核心か・・・。 つるべで登ることとし、星野君のリードを考えると宇野の先攻が都合がよい。ヘッドランプでのアイスは初めてだったが、氷は明るく照らされ意外に気にならず快適に登れた。まずはウォーミングアップでNAKA滝を終了。薄明るくなってきた。アプローチはスノーシュー、基部ですぐさまアイゼン、ギア着装、懸垂後すぐにスノーシューに履き替えラッセルとトライアスロンさながらの展開に2人で笑う。先週に引き続き、尾滝は星野君の安定したリード、パラグーは今回の技術的核心とみていたが、難なくクリアできた。さてここからが本当の核心、ラッセルだ!!と思いきや、終了点でフォローを迎えていると錦糸方面に向かう真新しいトレースが・・・。もしやW邊さんから情報のあった山野井さんパーティーか?柵を越えてトレースに合流、ああ高速道路だ!感謝感謝。渡渉してからライマンの滝の基部まで胸ラッセルにあえぎながらなんとか到着。簡単そうな左岸側を選択し星野君リードするも、予想外にコンディションが悪く、苦闘しながらもナイスクライミング。さすがの粘り強い登りだった。フォローは手が死ぬほど冷たくなり、何度も振りながらの登りとなった。その後錦糸の基部で山野井さんにお会いするも、なんだか緊張して言葉が出ず、挨拶程度に終わってしまった。錦糸は右岸をサクサク登り、星野君が2P目を登る。下降して15時、うーんまあ行けるところまでということで、とりあえず雲井へ向かう。途中の姫岩は今シーズンは発達が良さそうな感じ!当然雲井まではトレースはあるはずもなく、旧国道の覆道は鹿の巣と化していた。またまたラッセルだが、星野君は強い。なんと雲井から下降して渡渉しているパーティーがいる。雲井の基部までのアプローチもラッセルだとちょっと厳しかったので、ここでも助けられた。基部で16:30、薄暗くなってきた。暗くなってしまえば同じだが、風も強く少し心細くなってくるが、まずは1P目。今年は表面がグサグサであまり良くない中、途中ヘッドランプを灯して無事終了。終了点は吹きっさらしで寒く、上部は暗闇の廊下が続いている。フォローを迎え17:40、電話もつながらず、時間も時間なのでここで降りることにする。銀河までの計画がすべて完了したら何時になっていたかな?魅力的ではあったが、リベンジを誓い今回の継続は幕を下した。(記 宇野)

結果は銀河の滝まで行けませんでしたが、とても充実した1日になりました。そして、とても良いチャレンジが出来ました。ラッセル、悪い氷、ヘッドランプでの登攀、今回教えてもらった事、経験した事を次に生かしていきたいです。宇野さん曰く100Kmマラソンで言うと70Kmまで来ていると言っていました。あと30Km?まだ30Km?ん~ここから先が本当の戦いなのかもしれません。日本のクライマーを強くしてきた継続登攀!また挑戦したいです。(記 星野)

DSCF4331使用前

DSCF4332NAKA滝

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DSCF4334尾滝

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DSCF4338パラグーフォール

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DSCF4349ライマンの滝

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DSCF4354錦糸の滝2P目

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DSCF4362姫岩の滝

DSCF4364雲井の滝

DSCF4366雲井1P目終了点