2016..4.10 江丹別峠周辺 メンバーL大城、双樹、加藤 他2名 コースタイム 9:00 駐車帯 9:50 C653ピーク 17:15 駐車帯 強風予報のため、標高を落として江丹別峠のザラメを満喫しようと出発。 気温が低く日射もないため、幌加内方面の斜面はカチコチ。
どこがいいかなぁとみんなで思案する。旭川方面の斜面を味わうことにした。ほどよい雪質で久しぶりにテレマークを楽しめた。いつも厳冬期に行く沢底まで落としたが、後半は落木が激しくテクニカルだった。 登り返し、幌加内方面の斜面にむかう。向かい風でまだ、硬そうな感じだが試しに滑ってみると想像以上によかった。 風が強いのでツェルトを張りまったり一時間ほど休憩をする。 山じゃない話に盛り上がり、なかなか休憩が終わらなかった。なぜジンギスカンを持ってこなかったのか、、、それが一番の失敗だった。 気温もあがり、登り返してザラメの一本を頂く。 この斜面はうねりもなくクラックもできないので春におすすめだ。ほどよく滑りを楽しんでから搬送訓練を行う。 事故はボーダーが滑っていて雪質の変化に対応できずコントロール不能。木に激突。左足を骨折。歩くことができない。C530から稜線まで120mほど。細かい尾根が張り出しておりトラバースは厳しく、斜面を登り返すという状況からスタート。怪我した場所を固定し、防寒着をあるだけ身につけさせ、ボーダーのスノーボードをソリにして搬送を行う。前日に練習をしていたのでソリはわりと早めに用意できた。要救助者をソリに固定し、搬送する。一人がロープを上で引っ張りみんなで引き上げていくが10m上げるのに恐ろしく時間、体力がかかった。4人いてもこんな状態じゃ、稜線あげるまでにヘッドランプが必要になる。 効率よく上げるために、木に支点をとり3分の一システムで引き上げる。最初6分の一もしてみたが、力はいらないが距離が稼げなかった。 30mのロープをつかっても少しずつしかあげれなく、次の支点となる木までロープが足りないこともあった。その際は補助ロープを支点から伸ばして対応した。実際にやってみるといろいろな問題が起きたりとなかなかスムーズにいかない。50m引き上げたあとはトラバースの練習。どうしたらトラバースしやすいか、要救助者を滑落させないためにどうすればよいのかなど考えながら訓練できた。16:30になったので訓練を中止し、 夕陽に染まった斜面を滑り、充実した1日が終わった。もっと訓練して経験しなければいけないなぁと感じた。もちろん家に帰ってからはまたロープワーク。怪我をしないで山を楽しみたいなぁとつくづく感じた。 記 大城