2016.7.17 チロロ岳

メンバー:CL渡邉(あ)、矢野、宇野(ふ) タイム :登山口7:30 乗越尾根9:30 チロロ本峰11:20 西峰12:30 乗越尾根13:45 登山口16:00

3人とも待望?!の初チロロへ。 旭川組は登山口にテン泊、帯広からのふみさんとは当日登山口で落ち合った。 天気は曇り、沢靴で入渓。 ピンテが要所要所に付いているので、その通り左岸・右岸の渡渉を繰り返す。特段記すべき難所もなく順調に高度を稼ぐ。後ろを振り返ると、糠平岳らしい山が見えたが、雲は下がってきている。上からの展望はなさそうだな~。 徐々に傾斜が増し水が枯れてきたころ、前日にチロロのコルにテン泊したという札幌からの9人ものハイミドルエイジ大集団とすれ違う。なんの合宿だ?!そのうちの一人のハイミドルは背負子にスーパーの買い物カゴをそのまま積むというなんともワイルドなスタイルで、その中に様々な宴会用品が入っているのが見えた・・・気合いが違う!!登山ではなく、チロロに宴会をやりに来ている!!!目的を遂行するため、イマドキのスタイリッシュなスタイルとは真逆の、合理的な出で立ちにひどく感動していた。それをガン見していた私の気持ちをふみさんは察したのだろう。ふ「グッときたしょ?」あ「グッと来た・・・」。さすがわかっている。 乗越尾根で沢靴をデポし、各自登山靴・トレラン靴に履き替え二の沢へ下る。 二の沢入渓直後、ヌメルー!!滑るー!!突き指したー!などと一騒動。これなら二の沢雪渓まで沢靴で良かったね…と皆同じ意見。ほどなく、二の沢は雪渓で埋まり、滑落に注意しコルへ向かう。まず、ハイマツをかき分け踏み跡を辿り本峰へ。ガスで展望なし。残念だけど仕方ない。去年、糠平岳から見たあなたの美しい双耳峰は目に焼き付いているよ、と思う。本峰がハイマツ帯だったのに対し、コルから西峰まではたった30分程度の道のりなのに、なんと25種類以上!!の高山植物が見ることが出来た。なんという密度の濃さ。特にシナノキンバイがピークを迎えていた。こんなに高山植物に癒され優しい気持ちになった日高は初めてだよ~。チロロよ、ありがとう。 はじめてチロロへ行かれる方は本峰と西峰では趣きが全く違うので、是非西峰にも足を延ばされることをおススメしたい。 下りは、登り時は全然気づかなかった巻道を多数利用し、霧雨の中無事下山。 矢野さんに、2人とも山行中全然食べないんだね、と言われた。今回はお試しに炭水化物抜き、ジェルで栄養補給という課題を課したけど、意外と大丈夫だった。荷物が軽かったからだろうか?より身軽に動けるよう色々研究していきたい。 記:渡邉あ

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