ペテカリ 2016.7.16-18

ペテガリ岳(1735.8m)西尾根 2016.7.16-18 メンバー 芳澤、出嶋、近藤、大屋、谷岡 タイム 7/16 ペテガリ山荘まで  11:17 P→12:56 c650峠→13:29 c504ベッピリガイ沢 13:47→14:55 ペテガリ山荘 7/17 西尾根ピストン 4:37 山荘→6:31 1050→7:56 1293→9:39 1220コル→11:15 ペテガリ山頂 12:05→12:58 1220コル 13:12→14:58 1293 15:16→16:22 1050→17:51 山荘 7/18 山荘からP 6:19 山荘→7:41 ベッピリガイ沢 7:50→8:27 峠→9:56 P

【初の日高山行】  谷岡  北海道にいる間にいつかは奥深き日高の山にと思っておりましたがこの度ペテカリの山行のお誘いがあり、その夢が早々と実現しました。
日高の山はとにかく長い、タフ、という印象があり、参加を決めた日からは走り込みで体力をアップし当日に備えました。 初日のペテガリ山荘までの3.5時間の行程では走り込みでは付不足していたザックとの重さに少し苦労したものの無事山荘に到着。
森にたたずむペテガリ山荘はおしゃれなデザインと各種の設備が素晴らしく、また、野外で食べる晩御飯のすき焼きは格別で翌日の登山にベストな状態で備えることが出来ました。
翌日のペテガリ登山では高曇りで空気が澄み良いコンディションで登山に挑むことができました。が、しかし、ペデガリの行程はやはり長い!! 山頂が見えてからもこれでもかと言う位のアップダウンの多さ、そして山頂直下からの直登では遂にスタミナを奪われてしまい体力もまだ少し不足していたのは反省点でした。
しかし、そんな苦労して登った山頂からの風景はやはり格別で、日高の山は大雪系の山々とは異なり森深き山で緑の自然を感じさせてくれました。
また、帰り道ではヒグマの威嚇声を聞くというハラハラ体験もあり、これもまた貴重な経験でした。今回の山行は5名で長い時間行動を共にすることで色々な会話や山行での技術等々情報交換もでき、これもまた良い時間であり、山の経験値が上がった気がします。
あまり予習が出来ていませんでしたが、無事登山の終えることが出来たのもメンバーのお蔭であり、企画した頂いた芳澤さんとメンバー方々に書面にて感謝申し上げます。 【10年ぶりのペテガリ】  近藤 ペテガリアイヌ語で「回遊する川」という意味らしい、大正2年1913年柴崎芳太郎が設置した二等三角点は「辺天狩岳」になっている。彼が初登なのかもしれないが、昭和7年8月、慶応大山岳部の齋藤貞一が初登とも書かれている。この時は沢を詰めて1839を登り、ヤオロをまわり10日間かかり登っている。 私がペテガリに始めて登ったのは、2006年5月、今から10年前49歳のときだった。野塚峠からはいり~ソエマツ~神威岳~中ノ岳~ペテガリと縦走の最後の山だっただけに、なんとしても登りたいという気持ちが強かった。ペテガリに登れるチャンスはなかなかないと思っていたのでなおのことだった。夜中12時に起きて、ヘッドランプをつけアイゼンで中ノ岳をこえペテガリの頂上を踏んだのは10時過ぎヘロヘロになりテン場にたどりついたのは午後6時だった。 今回、ペテガリに登って自分がたどったルートを見られたのと、ヤオロからルベツネをとおってペテガリにというコースは縦走していないので、そのルートをまた見てみたいという願いがかなった。 7月のペテガリは緑の山、ダテカンバの白さと緑の葉の美しさにためいきがでた。急登といわれるペテガリの西尾根のアップダウンには二山、三山登り下りした感じだ。真っ正面にドンとかまえられとその大きさに、日高の代表にふさわしい男前の山に見えた。 山ではめずらしいことに、女性に会わなかった。7月は花の季節ではないので、女性はもっと早い時期にくるのかなと思った。苦しい登りの途中、あわいピンク色のシャクナゲの花弁が美しかった。 頂上から見た日高の山々、山が濃い藍色から薄墨色にかさなり見える様は水墨画のようだ。遠くは幌尻がみえるはずと思いながらも、山の名前がわからないもどかしさを感じた。ルベツネが大きく立派にみえた。1839、ヤオロも雲海の中美しい姿で私達を楽しませてくれた。 この10年、何度も計画を考えては実現できなかったペテガリ、体力がなくなってあきらめかけていた私をメンバーにいれてくれた仲間に感謝です。運転してもらい、重い食材は背負ってもらい、本当にありがとう。食事や宴会、メンバーの楽しい会話も最高でした。

初日 既に10台ほどの駐車があった               歩き出してすぐにニシュオマナイ川に出合う P1130509-1 P1130511 第一の徒渉                          峠越えルート。唯一の滝。左手前から巻く P7160001 P7160002 滝の上は苔むすチョロ沢                  ベッピリガイ沢出合 P7160003 P7160004 - コピー 橋からペテガリ沢上流方向                 安着を祝う! P7160005         P7160006 タモギと山菜王                        シェフD。豪華スキヤキ…こだわりのタレ P7160009 P7160011 2日目 さて行こか!                          見事に刈り払われており、漕ぐところなどない P7170013 P1130564 1050で視界が開ける。遠くピンネシリ~アポイ           チラッとペテガリの頭が覗く P7170016 - コピー P7170017 まだまだ遠い                          中ノ岳~1445~ベッピリガイ P7170015 - コピー P7170018 - コピー 左手にシビチャリ~1839~ヤオロを見ながら進む   1301手前から、ペテガリが大きくなる  P7170022 P7170020 - コピー 西沢アップ                        ペテガリとY              P7170023 - コピー  P1130598 山頂直下、最後の直登                   看板と三角点(二等:辺天狩山) P7170028 P7170033 ついに来た!                         ひたる P1130622-1 P7170034 中央やや右に中ノ岳。奥左はソエマツ・ピリカ方面   ヤオロマップ川を埋める雲海P7170032 - コピー P7170036 - コピー 遠く中央にポンヤオロ                    Aカール P7170031 P7170030 ルベツネへと北上する主稜線               昨年辿ったヤオロ~39を思い出すY P7170029 P7170042 3日目 帰りの朝  最後にペテガリ山荘と            ここまで来たら、車は目前。温泉行きましょう! P1130669-1 P1130689