余別川~エコー沢 2016.9.7~8

メンバー:L菅原、渡邉(あ) タイム :9/7 5:00旭川発 9:30林道ゲート着 10:00入渓 15:00エコー沢出合C1着       9/8 4:00起床 6:00C1発 10:10Co500m引き返し 12:10C1着 15:30林道着

今回のエコー沢は、今まで体験したことのない泳ぎが重要な沢で、貴重な大変楽しい時間を過ごせました。 1日目のエコー沢出会いまでは、増水の影響もあり河原歩きどころでなく、緊張する徒渉、深い淵からのへつり、微妙なバランスのムーブやジャンプが連続し、かなり困難でした。途中で雨も降り、濡れた服でのキャンプとあきらめていたのですが、C1に着く頃に雨が止み焚き火に成功し、盛大な焚き火と渡邉さんのおいしい炊き込みご飯とスープで、とても楽しい時間を過ごせました。 2日目は、支流なのと水も引いていて、楽しい淵のへつりやどぼんができました。大きくは無いけど楽しめる滝ばかりで良い沢です。C1からゲートまでの本流も、水が引いていたので前日とすっかり変わって水が澄み楽しい徒渉やどぼんを楽しめました。しかし、途中から足が痛くなりゲートに着く頃には、足が悲鳴を上げていました。日頃の鍛錬が足りないようです。(このあと、急遽札幌での親戚葬儀に参列したため、渡邉さんに迷惑をおかけしました。) この沢は、渡邉あゆみさんと宇野君が計画してくれた沢で、自分が計画したなら、泳ぎが必要な沢を選ばなかっただろうと思うので、結果として、宇野君が参加できなかったことはとても残念ですが、二人にとても感謝しています。 (記:菅原)

当初は宇野(吉)氏と三名で糠平川遡行~北カールを計画していたが、台風9号被害で林道が通行止めとなったため急遽積丹の余別川支流エコー沢に計画変更した。ところが出発前日にCL宇野氏が仕事のためキャンセルとなり菅原氏と二人での遡行が決まる。菅原氏は泳ぎが苦手なので心配と不安を漏らすが(渡邉との沢も初めてで尚の事気をもんだだろう…)、渡邉は泳ぎが得意、ロープで菅原さんを引っ張るので大丈夫とハッタリをかまし、なんとか計画はトンザせず決行となった。 国道から林道に入った途端、雨が降りだす。余別川は増水しており、初日は景色を楽しむ余裕は全くなかった。いくつか大きな函が現れるが寒そうなのでへつりと高巻きで泳ぐのは避け、水面を跳ねる雨粒を見て二人で苦笑うほどボツボツ降ったりしている。おいおい、明日は一体どうなるんだい…。一際大きな函は高巻きも微妙、へつりも難しく、意を消して中を泳ぐが流れが強く押し戻されること2回。寒さに凍え渡邉のハッタリはただのハッタリで終わる。結局、菅原氏が微妙なへつりとクライミングで左岸に乗越し、私はお助けスリングで引き上げてもらった…。その後も濡れた全装はオモリとなり空荷で岩を乗り越えたりして(クライミングをサボっているせいも大いにあり)、増水していた割には計画の+1hでC1予定地に着いたのでまあまあ頑張りましたね、と菅原氏と慰め合う。エコー沢出合は快適なテン場で焚火で濡れた服を乾かすことが出来、星空の夜を満喫。 二日目は雨は上がりエコー沢はまさに釜と小滝の連続で特段困難な箇所はなく快適に楽しめた。C1に戻り菅原氏に共装を色々持ってもらい余別川本流へ再入渓。水面も気持ちもフラットになった本流はヤマメの稚魚から大物のサクラマスがいたり、足が届かない大きくて深い函を魚と一緒に何度も流されていると何とも言えない不思議な気持ちになった。最終函を超えてから河原歩きが長く、疲労で足元がおぼつかなくなり、靴裏のラバーが剥がれたと思い靴底を確かめたほど滑る、と言ったら菅原さんもフェルトが剥がれたと思って確かめた、全く同じことを言っていた。靴裏素材の問題ではなかったのでそれはそれで安心したが、足が痛いという菅原氏の後を必死で追う。痛いのに速い!入渓地点に菅原氏が目印の木を立ててくれており(グッジョブです)それを頼りに無事車に戻れた。 エコー沢出合をACとし日数を確保して、本流・エコー沢でへつり・チムニー・水泳大会、そこから余別岳~幌内府川を目指しても良い合宿になると思う。体力をつけなければ途中で沈没するが。課題を残している気がするのでまた暑い時期に行きたい。 菅原様、気苦労をおかけしましたが、おかげで満身創痍で充実した山行を送ることが出来ました。二日間お世話になりました!(記:渡邉(あ))

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