ポントムラウシ山 2016.10.15-16

二股山(1155.7m)/タカノ沢(?)北西面沢 2016.10.15(土) 芳澤単独 タイム 8:53 たかのさわばし、右岸林道→9:25 c510入渓→9:36 c550二股→10:06 c680二股→11:11 c920北西尾根取付→12:19 山頂 12:46→13:40 1000JP→14:08 c850沢床→15:17 作業道→15:28 車

道道718号線をトムラウシ温泉へと向かうとc450付近で十勝川からトムラウシ川が北へ分岐する。この大きな二股の右手前に道路に面してポコンとあるのが二股山である。・439で沢を跨ぐ、地形図に沢名がないが、『たかのさわばし』とあるから、タカノ沢(?)なのだろう。右岸林道の引き込みには工事用の土砂が盛られているが、これがなければ、約1kmほど車で入ることができそうなほど立派な林道である。 荒れて何も出てこない小川を淡々と詰めるとc680二股に出合う。予定の右股は一段登るとすぐに涸れ、ヤブに覆われている。二股へ引き返し、水流のある左股を辿った。c900あたりで涸れ、間もなく右上する作業道に出合う。これを利用し北西尾根に取り付いた。濃淡が極端に変わる植生を漕ぐとc1040で地形図からは信じられないほど細い露岩の稜となる。最小幅は50~60cmしかない。最後は深い笹に覆われた山頂に導かれるが、二等三角点『二股山』を見いだすことはできなかった。帰路はヤブの南西尾根を選択したが、これが大失敗となった。濃い笹、ヤブの登り返し、狭い岩稜、密生した若い雑木、沢に逃げたらツルツルの連続する滑小滝…長靴では厳しすぎた↓ 結局、登りよりもかかってしまった。

ポントムラウシ山(1247.2m)/ポントムラウシ川西面沢 2016.10.16(日) 芳澤、他1 タイム 7:05 ポントムラウシ林道ヌプン峠分岐付近ゲート→7:40 c570西面沢出合→8:37 c725三股→10:10 c980二股→10:58 西尾根c1190→11:12 山頂 11:39→12:05 c980二股→13:42 林道出合→14:22 車

トムラウシ川を曙橋が跨ぐ。これを過ぎると一気に山岳道路となり温泉に向かう。この手前を右に入るとかつてのヌプントムラウシから沼ノ原コースへと向かうポントムラウシ林道である。3kmほど行くとヌプン峠への林道を左に分け、ゲートで止められる。歩き出すと間もなく、道は大きく抉られ、崩れており、車は通れない。 ・532には北電の施設があり、これを過ぎると林道も荒れてくる。右から入る3本目の沢が目指す西面沢である。沢は激しく荒れており、流倒木が折り重なり大きく巻かなければ通過できないところもあった。本来は黒い岩盤の沢で癒し系の渓なのかもしれない。c725三股の中を行く。ここから沢は一気に狭くなり、小滝や段差も多くなり楽しませてくれる。それもc850を過ぎたあたりで終わってしまう。940右、960左、980左、1020右と折れ進むと水は涸れ、ヤブ斜面となる。c1160で作業道に出合い、これを使って西尾根にのると間もなく山頂となった。昨日とはうってかわって曇りの空模様。ガスっぽく展望が効かない。うっすらと丸山のシルエットを確認することができる程度だ。ポントムラウシ川の静謐な流れとポントムラウシ林道からの紅葉が美しかった。

新得町の大部分は、西側の十勝岳山系~トムラ~沼ノ原~ニペソツから南下する尾根で囲まれた山岳地帯である。このエリアの未踏の2山を秋の沢から辿った。今夏の台風の痕跡も随所に見られ、荒れ放題であった。 北海道には、『トムラ』とつく山が5山ある。この山が最後となった。     Y澤

二股山 車窓から、ニペソツ~丸山                 この橋の右側上下流に林道入口がある。 pa150002 pa150004 ときどきある『紅』に「目を奪われる            倒木と洗掘 pa150006 pa150009 倒木のダム                          沢の途中からオプタテイシケを振り返る pa150011 pa150012 樹間にかろうじてニペソツ             地形図からはかけ離れた両サイドが削られ痩せた尾根 pa150016 pa150018 下降尾根からのトムラウシ                 ツルツルの滑滝 pa150019 pa150023 ズリ落ちるように巻降りた小滝 pa150025    %e4%ba%8c%e8%82%a1%e5%b1%b1log

ポントムラウシ山 落葉の沢                           左岸の岩崖 pa160028 pa160029 岩盤の深く細い流れ                     奥の小滝は抉れていて登れない pa160031 pa160035 左岸に岩崖が多い                      標柱のかけた二等三角点『奔富良牛』 pa160036    pa160038 pa160041 pa160046 pa160047 %e3%83%9d%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%a0%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%82%b7log