前富良野岳 2017.1.4~5

CL,食担 志水、SL李家、佐藤、宇野(吉)、渡邉(あ)、星野(千)、他1

1/4 8:30十勝岳温泉駐車場集合、車デポ 本幸最終除雪地点へ移動 9:30本幸出発 14:30C1着  1/5 4:30起床 6:30C1出発 9:30前富良野岳 13:00本幸最終除雪地点着

今回のヤセ尾根登山隊の「冬の祭り」は本幸~前富良野富良野岳~十勝岳温泉を計画していた。 本幸の最終除雪地点から歩き始めるとすぐ正月合宿から下山中の北大山岳部の大パーティ(15人くらい?)とすれ違った。当リーダーはOBなので、新旧の交流となる。学生達は代々受け継がれてきた年代物のジルブレッタを履いていて、爽やかだった。 一日目は快晴無風、1月とは思えない暑さで、汗がボタボタ落ちどんどん薄着になっていくヤセ尾根登山隊員たち。 樹林帯を抜けるとき、隊員は山ヤらしい破天荒ぶりを発揮・・・大変オモシロイ出来事があったが、ここでは割愛-。山に登るために本人たちは至って真剣なのだが、その真剣度合いと実際の行動がハチャメチャ・・・手を合わせて拝みたくなるような清く正しい山ヤの姿がそこに在った。 順調に高度を上げて14時半Co1250m付近にC1設営。その上は風で雪が飛んでいてここがベストなテン場だった。C1作成中、サンピラーが見えた。 今回の志水シェフの食事のテーマは「ペルー料理」。青森県産の鶏(焼き加減はレア)にワサビをつけて食べたり、貧乏人スープ、ペルージのンギスカン、チーズリゾット、最後の〆はシェフ手作りチョコレートブラウニーon生クリーム。今回もグッドセンスな料理に一同大感激でモリモリ食べた。各人の自慢のお酒とおつまみや今回残念ながら不参加となった菅原氏からの差し入れも頂いた。 去年、6人用テントに7人が寝て「テントぎゅうぎゅう問題」が勃発した教訓を生かし、今回は6人用テント+3人用テントを追加して広々と寝た。登山隊ならぬヒグマたちはスヤスヤ寝たようだが、凡人の私は寒くて何度も起きた。 翌朝はいつもの一人餅3個・シェフ手作りのチャーシュー入りラーメンを食べ、前富良野岳へ。途中、朝焼けが綺麗に見え感動に浸っていたが、「朝焼けが見えたら天気が崩れるんだよなぁ」とリーダーが言っている。標高を上げるとどんどん風が強くなり、稜線は前後の人の声が聞こえないくらいの爆風。アイゼンを履き前富良野岳は巻いて超えた。またスキーに履き替えたものの、私が全装でアイスバーンの斜面をスキーで歩くことに難儀し時間をくってしまい、隊員たちを強風の中かなり待たせてしまう。時間が厳しくなってきているため富良野岳越えは無理と諦め、原始ヶ原へエスケープ。隊員たちは烈風の中も平然としていた・・・。この人達は普段一体何処で生活しているのだ・・・去年はヒグマだと思ったが、今年はヒグマを通り越して、ホッキョクグマになっている・・・ブリザードに叩かれながら凡人はただただ情けなさに暮れた。 南東斜面へ方向転換すると無風となりフワフワのパウダーを楽しみ、林道も一気に滑り降り下山。快晴爆風というものを初体験し、フェイスマスクをしていたものの顔に軽度の凍傷をおった。景色は美しかったが、コンタクトレンズが飛んでいきそうでまともに目が開けれなかった。(マツゲに巨大なツララができ、前も見えなかったが・・・) あっという間の冬の祭りだった。正直、来年はホッキョクグマたちについて行ける自信がないが、リーダーのご飯食べたさにまた参加するであろう。山で食べる生クリームは最高に美味しかった。(記・渡邉あ)

 

 

 

 

 

                        おまけ ダブルザックのU野氏