ニセイノシキオマップ川 2017.8.3
メンバー：L宮岸、古山
「天国への階段」で有名なニセイノシキオマップ川、
前日夜の下調べが甘く、F1の位置をうる覚えだったのがまずかった。
「でっかい雪渓だな、あそこ乗るのヤダな～、右側の滝でかくね？F1じゃね？？」
「天国への階段」手前の右壁をF1だと思って取り付き始めたからまぁ大変だ。
正面の水が流れる個所はハングしてるが、滝の真ん中のラインは80°～垂直、
左側が高巻けそうに見えた。
初め、左壁を高巻くべく取り付くも、灌木までプロテクションが取れず、 しかも全ての岩が浮いておりランナウトする距離が長く断念、 滝の右に小さなルンゼがあり、そこを高巻いた。
F1(もうこの際F1でいいや)から50mほど登るとF2、ここはロープ無しで行けた。
その先にあったF3。
ここもまたハングしており、左が唯一登れそうだが、
プロテクションが取れない上にホールドが不安定。
30分近く粘るも、
浅打ちのハーケン1枚ではどうにも次の一手が出せず、
怪我をしないで帰れる気がしない。
止むを得ず敗退とする。
撤退時、F1上部はすり鉢状で結構上部からの懸垂下降となり、50mロープいっぱいでギリギリだった。
そして、帰宅し「天国への階段」ではない事を確認するまで世の沢屋は超絶アルパインクライマーだと思っていた。
