上ホロ北西稜 2018.12.16

上ホロカメットク山(1920m)/北西稜~下降ルンゼ(南西コル)

メンバー CL出嶋、SL星野(千)、鈴木、芳澤(記録)

タイム  7:40 凌雲閣P→8:29 旧Z付近、DP(スキー・スプリット・シュー)・アイゼン装着 8:47→9:03 1540、沢下降→9:08 北西稜取付→9:39 1710、アンザイレン→11:35 稜線→11:47 山頂 11:51→11:59 南西コル下降点→12:43 1540、下降ルンゼ左岸→13:00 旧Z付近、アイゼン脱 13:14→13:46 P、後着(シュー組)  /登り4:07 下り1:55 総行動時間6:06

すったもんだで、やや出遅れる。稜雲閣に着くとそれなりの車の数。K会4人組が準備を終えようとしていた。我々パーティーはほぼ最後尾で出発。足回りは、スキー・スプリット・シューとバラバラ…旧Zらへんでデポし、EPに切り替える。どうやら、今日の北西稜はK会、Hクラブ、そして我々の3Ptのよう…取り付きまでは、先発2Ptのラッセルで助けられる。強力30代ツートップに牽引され、グングン進む。先行K会は真っ直ぐ行ったようだ。Hクラブは沢へ下降中。稜線に上がった頃には、いつの間にやら先頭に出ていた。1710付近、ここから2人づつアンザイレン。ロープの準備をしていると後続がゾクゾクと追いついてくる…見下ろすと、そこそこ狭いし、そこそこ急。左のルンゼから越えると岩の裏側でセルフがとれた。ホッと一息…コンテでやや緩いところを進むと、目の前の壁のような岩塔…2なのか3なのか?左から巻き上がる。急なTRVを終え、2度目のセルフ(1840)。そして、ここから稜線1900まで一気に上がる。さすがに氷化している。岩も露出している。落ち着いて、一手、一足…壁を一つ乗り越えた。そして、もう一つ越えるとみんなの笑顔があった。稜線に突き出た!! 風は15~20m/sくらいか…細かい氷の礫で目が開けれない、顔も痛い。100m弱ほど南西に歩いて山頂到達! 山頂写真を撮って、すぐに南西コルへ。上富良野岳基部から右へ…ルンゼをドンドン下降した。足回りを履き替える頃にはすっかり展望もよくなり、背景の山もよく見えた。達成感、充実感いっぱいで一歩ずつ確実に車へと戻った。若い人たちに引っ張られ、登らせてもらいました。感謝!  (Y澤)

※写真の順番は右下から左上へです。