寝ないで大雪縦走 2014.8/18-19
原始が原~黒岳の報告 メンバー:石井、武田 コースタイム:詳細は別途 8/18 03:30起床→04:17原始が原登山口→07:55富良野岳→10:57十勝岳→14:03美瑛富士岳→ 17:05オプタテシケ山→ 23:18三川台 8/19 01:38トムラウシ山→04:30ヒサゴ沼降口分岐→07:26五色分岐→09:15忠別岳 →12:37白雲小屋→14:18北海岳→16:00黒岳→16:58黒岳6合目リフト (山中行動距離77.1km、行動時間36時間58分)
コメント: 原始が原~黒岳を寝ないで歩き通す、自分自身の今年最大のイベント。 天気予報を見て、付き合ってくれる武田君と決行日を8/18~19に決定。 やり切れば心と体が強いだろうと、レベルを見極めるために出発。 暗くなる前に、双子池過ぎてからのドロドロ道を越えれたのが良かった。 三川台まで笹は多少あったが、 ハイ松などはしっかり刈られており美瑛山岳会の刈り込み作業のお陰で 助かった。 トムラウシ山に計画より4時間30分以上遅れの01時38分着、04時30分ヒサゴ 沼降口に着いた。水を補給のため水場まで往復した。既に、私の右足膝裏が痛く、テーピングで養生しながらの行動だったので、 ここで、行動時間を再チェック。黒岳ロープウェイの最終が18時30分なので、 これに間に合うのかが最大のポイントとなる。 今後の行動時間を北海道新聞社発行の「北海道夏山ガイド」に添付されてい る「コースタイム一覧」で再確認した。 同コースタイムは縦走装備タイムで記載されており時間どおり歩ければ間に 合うとの結論だったので、我々は軽装備なので安心して化雲岳まで所要時間 30分を出発した。かなり急いだにも拘わらず化雲岳まで40分近くかかった。 このコースタイム合ってんの?と、再度、五色分岐まで所要1時間を試して みるが、無理だった。途中、雨が降って合羽を着て歩きだすが、木道を歩い ていると何度も睡魔に襲われるので、登山道で30分の仮眠を摂る。(今日の 下山を諦めた感じもあった。私は寒くて寝むれなかった。) 何れにしても前に進まなければならないので、気を取り直し歩いた。私の右足 は登りで痛みは無いが、下りで痛むので、雨の中、どのコースタイムも記載時 間にギリギリだった。 白雲岳に行かなければ、70分ほど余裕が出来るとのことだったので、直ぐにOK する。北海岳からの長い下りが辛かった。 風雨の中、無事に歩き通せたので良かった。(黒岳リフトが一番寒かった。) 「黒岳の湯」で入浴したが、暖まらないのでサウナへ入った。砂時計が2回終 わっても汗が一滴も出ない。水を飲んで浴槽に浸かって漸く汗が出た。体が冷 え切っていたのと水分切れだったようだ。 今回、綿密な行動計画を立てていなかったのが悪かった。もう少し、しっかり 計画しておけばと反省している。天気が良い日を選んで決行したはずが、雨が降 って、風にも多少やられた。逆に心が鍛えられ良かったのかな?。 武田君は強かったな。風雨の中、行動時間をしっかり把握してくれ助かった。 ありがとう。クライミングとスキーが上手くなれば心技体が揃った山屋になれるぞ。 記 石井
コメント:
富良野岳から旭岳まで歩き続ける記録などインターネットにのっていたり、自分もやってみたいと思っていたが、夜に一人で歩き続けるのはヒグマが怖くて絶対に無理だと考えていたところ、石井さんが計画をメーリングリストに流してくれていたので、一緒に参加させてもらった。
出発前に地図を印刷していたときに11枚中の6枚目がトムラウシでちょうどタイムも半分くらいかと思っていたが、トムラウシに着いたのが、日が変わってからで、すごい焦った。
石井さんが足の痛い中ペースをあげてくれて一気に下山することが出来た。
自分は、体調悪いときはやる気をなくす方なので見習わないとと思いました。
途中の雨も予想していなく、きつかったが最後まで歩けたのでよかった。
これが途中で小屋に泊まってしまえば、イベント失敗になってしまう気がしていたので、下山できたときはうれしかった。
木道では歩きながらコクっと眠って落っこちそうになったので、少し休憩をもらって少し寝ることが出来て、まっすぐ進めるようになった。
木道で眠くなる経験だけでも価値のある山登りだった。
水は6kgもって、1kgちょっと余って、食料も2kgちょっと持って行ったが、パンが3つくらい余った。
休憩の度に食べ過ぎたのか体重は1kg増えてしまった。
もう少し荷物は少なくてもよかったかもしれないが、天気がもっと悪くなる可能性も考えると難しいなと思った。 記 武田
写真 石井、武田