トムラウシ山 2015.2/28-3/1

2015.2.28-3.1 トムラウシ

メンバー L大城、宮岸、他1名

コースタイム 2/28 9:30トムラウシ温泉9:45緑雲橋10:53冬尾根に乗る 13:20カムイ天上14:00 C1 (1470) 3/1 2:00C1発 3:00 1794ピーク 4:00  1794-1898コル 4:56 1989ピーク 5:50山頂下1976にて6:10ご来光 7:00山頂(30分休憩) 8:54 1989ピークより東からカムイサンケナイ川にむかい滑降、渡渉しトラバース。 12:30トムラウシ温泉着

1月にトムラウシご来光を夢見て悪天候により敗退。リベンジを試みた。 天気はギリギリまで悪く、悩むも後悔したくないから決行してみた。 天気は好天し、ちょうど夜から午前中は安定している。前日からワクワクがとまらない。 トムラウシ温泉を9:30に出発。とても暖かく、インナー一枚でも暑い。ラッセルは前回と変わらないくらい、しかし前回とは違ってルートもしっかりわかっているし、そして今回はラッセルが三人。前回とは速さが違った。あっという間に前回のテン場に着く、風も強くないので出来るだけ標高をかせぐことを前日に話していた。満場一致でそのままカムイ天上に向かう。カムイ天上にあがり1504の北東面にあるテラスにテン場を確保する。 風対策のため、ブロックで壁をつくり、15:00から晩餐。本日は厚岸産生牡蠣のポン酢とカマンベールチーズの前菜に野菜たっぷりお鍋に盛りだくさんの牡蠣を投入。1470mで食べる牡蠣ポンは最高の味で重たかったけどお酒がうまかった。鍋もプリプリの牡蠣がとろけました。翌日のため18:00に就寝。

0:00にめざましをかけたものの興奮してしまい22:30から目が覚める。外は無風。思わずにやけてしまう。早く0時にならないかなと。 0:00に起床し、外に出る。月が月がまぶしく、星も見え、向かいの尾根も見える。 支度をし朝ごはん。カレーうどんはからだがあったまって最高だったが、なんと大城が終盤ひっくり返してしまう。そんなこんなで出発が30分押してしまった。。。。

2:00ヘッテンを装着し出発。眩しかった月は沈んでしまった。風もなく結局暑くてインナー一枚。前回とは違いラッセルは少なく、3:00 1794ピーク手前にてシーアイゼン装着。 カリカリではないがシールが効かない場所もあったため安全策をとった。1794ピークからは尾根を降りたり、登ったりの繰り返し。シールをつけての下りは経験が少なくかなり疲労した。時々ハイマツがでていたりと大城のみ苦戦。他二人はシールトラブルがあったのに私は遅かった。夜で見える範囲が狭いのと、滑落して迷惑をかけたくない一心で慎重になっていた。時々見上げる星空が本当に綺麗で癒されるもまだまだ遠い1898ピークに心が折れる。1805付近まではスキーで行けたが、斜度が徐々に出てきたのでアイゼンを装着。 ザックにのしかかるスキーの重み。トムラウシの遠さを感じた。ご来光はきっと無理だと諦めかけた。4:56ようやく1898ピークに着く。ピークからはとうとう念願のトムラウシが!!!! 空が紅く染まり始めてきた。

ここからはスキー。1872ポコ下にスキーをデポする。登りがきつくなるまでツボ足で進む。 少しでもご来光が見えるように東にまわりながら山頂を目指す。雪の状態は良く、時々踏み抜く程度。そろそろ日が上がりそうだ。山頂は間に合わないがほぼ、ここはトムラウシ標高1976。ここでご来光を堪能することにした。上空にくもがかかるも二ペと石狩の間からからあがる太陽は眩しく、疲れなんか吹っ飛んだ。全員がこの瞬間を待っていた。 大好きな時間を一緒に過ごせて本当に嬉しかった。

6:15ご来光も終了し、いざトムラウシへ。ツボでしっかり踏める雪面状態のお陰で山頂までアイゼンは必要なかった。風も6m位。最高のコンディションのなか岩場をのぼり7:00山頂に着く。山頂からの東にあるポコがエビのシッポでかっこいい山へと変化していた。山頂にて記念撮影し、全方向視界良好で感動する。リベンジできた、今年の目標の一つがかなったことが嬉しかった。帰りは山頂から大雪に少し行ったあたりから東のポコとの間に出るよう下降する。夏にはいけない場所におりたつ幸せ。そこからみる十勝連峰。

下山し始めると徐々に雲があがってきて雲海だらけにになった。 雲と雲のあいだの神秘的な光景に酔いしれる。8:10スキーを装着し1898東尾根にトラバース。 岩場をなんとか滑りきり無事目的の斜面へ。左には前トム平の標識が見えた。ほぼ夏みちの沢を滑降。雪質もよく素晴らしい斜面も味わえた。1450までおとし1440にてカムイサンケナイ川を渡渉。そのままトラバースし無事テン場に戻れた。テントを回収し外でお茶をする。11:00にテン場を出発しカムイ天上から冬尾根の北東面の沢を下降する。雪質もよく、1100あたりにてちょうどトレースと合流。その後もツリーランを楽しみ11:45に林道最終地点に到着。緑雲橋手前のカーブあたりからはシールで歩く。12:30温泉に到着した。左足がしもやけで痛かったけど、最高の山行になりました。           記  大城

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