2015.3.29-30 利尻山

2015.3.29-30 利尻山 メンバー 大城、他1名 コースタイム 29日9:00野営場 10:41 CO591 11:56 CO950 13:21夏道合流1168 13:59長官山 1222 14:12利尻小屋着 30日3:10小屋発 5:00山頂(1時間半休憩) 7:30小屋着(1時間20分休憩) 9:40 1250ピークより北斜面を滑降10:00 761ピーク下にて30分休憩 登り返し2本滑降 12:50下山開始 13:10野営場着

積雪期トムラウシ、斜里、利尻の三山の登頂めざしていた自分にとって最後の利尻。 当初28-29日の予定だったが、29日の午前中の天気が微妙なため29-30日に変更した。 例年より早く野営場まで除雪がはいっていたため前日に泊まっていたレラモシリさんに送迎してもらう。視界はあり、風は6mほどある。モービル跡を使い左に夏道尾根をみながら進む。風はあるも気温はそれほど低くはないためインナー一枚で歩くも汗がでる。 今回は二人で水2Lを持ってきた。テルモスにも1L入ってるが、お湯を飲む気にはならない。10:41長官山の西斜面の沢底に到着。しっかり雪が沈んでいる。雪崩の可能性が低いのでそのまま西斜面に向かう。950mくらいから斜度が出てくるのでシーアイゼンを装着。 雪質は表面が湿っていてシーアイゼンがかみにくい。TLTのシーアイゼンはクライミングサポートを使うとちっとも刃が効かない。多少細工はしてるが緩んだ雪には使いもんにならなかった。お陰で何度も滑り落ち夏道尾根に合流する頃には疲労が半端ない。相方はボレーという直付けシーアイゼン。どんな雪にも最強で羨ましかったので帰ったら私も絶対ボレーにすると決める。尾根に出る前からホワイトアウト状態で尾根に乗ると風速20m。 一歩足をだすと飛ばされそうになる。利尻のガイドさんから長官山付近は風が集まるところ。予想で6mとなっていたら必ず20mになるといっていた。まさにそのとおりで強風、視界不良の状況。利尻小屋まではあと少し。撤退も考えたが小屋まで行けばなんとかなる。天気も好天する予報。尾根も細くなりスキーでは風に耐えられず、ツボで尾根を進む。長官山を超え、尾根の東側は風が弱まったのでスキーを装着し小屋に向かう。ホワイトアウトしているのでコンパスを切っていくと小屋に到着できた。とりあえず安心。 小屋の二階から入り、テントを設営。16:00より宴開始。今夜はかつおのたたき、石川県のソウルフードの鶏野菜味噌鍋どちらも美味しくお酒も進みます。 外に出ると風はつよいものの視界良好!!!きたーーーーー!!思わずガッツポーズ。 利尻山頂はまだ雲のなかだけど。。。とりあえず撮影会をし、日の入りまでブルーチーズ、チョコを肴にワインで二次会。17:45外に出ると夕日に染まった絶景が待っていた。風も弱まってきており胸がおどる。強風に耐えてよかった、この景色に出会えた。 撮影も終え19:00就寝。 翌朝1時起床、外は大快晴!!月に照らされた利尻岳は美しく、満天の星空。月あかりが海を照らし島の端っこには灯が見える。夢みたいだった。地球は本当に美しい。 撮影を終え、味噌煮込みうどんと伊予柑をお腹にいれヘッドランプを装着し3時すぎ小屋を出発!!アイゼン、ピッケルで山頂を目指す。雪はカリカリではなく時々踏み抜く。 風がほぼなくインナー一枚でもまた汗が。。。ほぼ夏道に沿ってあがる。1500m付近から風が出てきてジャケットを羽織る。途中のトラバースはドキドキしたが、しっかりピッケルが刺さるから安心。気づいたら空が明るくなっていた。雲海がみえる。 二時間で山頂についた。山頂標識あるのかと思ったら雪の中。夏にきたことないからよくわかんないし、諦めた。山頂からはローソク岩、1721ピークが迎えてくれる。5:15日が昇ってきた!!念願のご来光。。紅く染まった雲海、ローソク岩に灯が灯る。裏には影利尻。 撮影会は1時間以上かかり美しい景色を見ながらのカフェオレはたまらない味だった。 なごり惜しい山頂には別れを告げ下山開始。バックステップを使い問題なくトラバースも通過。小屋には1時間で到着。あまりにも天気がよいのでテントを回収後、外で朝ごはんの残りを豚汁にして頂く。下山したくなくなる。。。も食料も乏しいので下山。シールで1250ピークまで進む。昨日はここでかなり苦戦していたことを思い出す。1250ピークより北斜面を滑降。硬い雪で重たいザック、ゆっくり降りるしかできないため、滑降というか、ほぼ下山。。。10:00に761ポコ下にて利尻のガイドさんと出合い、時間あるし滑ったら??との声に誘惑され、1250ピークより北西に伸びている尾根を登り返しして2本楽しみました!!いい感じのふぃるむくらすとに大興奮!!!最高の青空に自分たちのシュプール!! さすがに3本目に行く力なく、12:50下山開始。ここも素晴らしい雪で楽しいパイプランを味わう。13:10野営場に着く。レラモシリさんに荷物をとりにいくも途中雪がきれていてスキーをもちながら歩く。今シーズン最高の旅だった。思った以上に利尻はちかいし、斜面も沢山あるから毎年滑りにいきたいなと思います。        記 大城  IMGP0893 IMGP0899 IMGP0902 IMGP0936 IMGP0955 IMGP0967 IMGP0973 IMGP0992 IMGP0995 IMGP1026 IMGP1039 IMGP1051 IMGP1052 IMGP1060 IMGP1065 IMGP1066 IMGP1086 IMGP1097 IMGP1114 IMGP1117 IMGP1148 IMGP1151 IMGP1172 IMGP1180 IMGP1192 IMGP1203 IMGP1204 IMGP1208 IMGP1215