天塩富士(1450m無名峰) 2015.5.30

天塩富士天塩川本流c850左股沢 2015.5.30(土) メンバー 芳澤、他3 タイム 7:33 天塩岳登山口P→8:07 c850左股→8:58 c950 9:08→9:31 c1060 9:47→10:12 c1205アイゼン 10:36→10:45 c1325ヤブ突入,アイゼン脱 10:52→11:21 c1370南コル→11:45 山頂,南東直下雪棚大休止 12:37→13:04 1300P東コルから下降→13:30 c1050沢底 13:45→13:58 大休止 14:34→15:55 登山口

北見山地主稜線上、前天塩岳の北東1450m無名峰は通称、“天塩富士”と呼ばれる。2年ほど前から気になる存在となり、今回の計画に至った。登山口で知人が急遽同行することになり、4名パーティーでワイワイ行く。しばらくは登山道を進み、c850二股で登山道を右に分け、増水気味の右股を渡り、左股を進む。昨年同時期とは比較にならないほど雪がない。沢沿いにはここかしこにエゾノリュウキンカが咲き乱れ、黄色いお花畑を進む。そろそろ別の畑が気になりだす。帰りのためにしっかりポイント入力!キョロキョロしすぎて足元がおぼつかない。c950で前天塩北面直登沢が左岸から落ちる。この沢からのデブリでこのへんから雪がつながるかと思いきや全然である。前方には目指す富士が覗いている。c1090二股、水線は右であるが左をとる。少し行くとやっと雪が繋がった。c1250二股は少しずれてはいるが三股状である。左は富士へ、中はコルへ突き上げているようだが、いずれもすぐにヤブ突入となりそうだ。やや距離は伸びるものの雪渓の右股をとり、アイゼンで高度を上げることとした。歩きだしてすぐにY澤のアイゼンがはずれる。B社のものは長靴には不適のようだ。G社のものは問題ない。間もなくc1330で雪渓は切れ、笹漕ぎとなる。灌木が混じりだすとザックに括った長いストックが絡み厄介だ。やがて這松に変わると間もなくにコルへ…目指す山頂は奥で見えないがいくらもない。稜線の背の低い這松を漕ぎ、二コブ越えると展望のよい狭い山頂部に立った。あまり目にしない天塩岳・前天塩の北面、チトカニから北見富士(丸瀬布)へと続く長い稜線が新鮮であった。山頂から北東直下の雪堤へ降りて、採りたてのネギ入り麺を食した。美味い!この時期ならではの山の楽しみの一つ。下降は東尾根を1300岩峰まで下り、沢底へ下降した。笹ヤブの下降がどうにも苦手で転ぶこと夥しい。すっかり晴れ上がった空とたっぷり採取したネギに満足し、未踏の山を一つ終えた。  Y澤

天塩岳登山口広場                     c950,前方に目指す山が見えてくる P5300001  P5300004 c950左岸,前天塩岳からのデブリの残骸       沢沿いは黄色いお花畑が続く P5300005  P5300007 c1090二股を左にとるとやっと雪が繋がる        稜線付近は這松。山頂部は左奥 P5300010 P5300014 主稜線c1370天塩富士南コル               天塩富士山頂部~前天塩(右),天塩岳(中央奥)P5300017 P5300020 山頂ネギ麺!!                          東尾根下降。1300岩P手前から富士を振り返る P5300021 P5300024      ヤブの下降から前天塩岳 P5300025 天塩富士log