2015.7.20 黒松内岳 ぶな滝沢

2015.7.20 黒松内岳(ぶな滝ルート) メンバー L大城 大屋 他1名 6:00登山口 6:35 C285二股 7:20 C360二股 8:50 C660 源頭 9:20 山頂 休憩(40分) 10:00山頂発 10:10 C600より沢に下降 12:00 C285二股 12:35 登山口 日高や知床の沢に泊まりで行きたいが、食事にどうしても野菜が欲しくて干し野菜を作った。前泊のテント泊では干し野菜を使った鍋をテストしてみたがとても好評。しかも軽量でき、スペースも取らない。これはいける!!と確信を得たのでいつか山でトライしたい。 1 とりあえず、楽しいテント泊をして、登山口から少し奥に行くとぶな滝沢がある。橋の脇から入渓。小滝が迎えてくれる。C285の二股までも小滝がありたのしませてくれる。 2 3 4 大屋さんも果敢に攻める。C285手前の滝では滑にやられ大城がドボン。 5 とっても悔しいから再度トライ!!無事完登する。足のつかい方が悪かったようだ。 6 C285は左に進む。15mの滝がある。 7 直登は不可能かなと思い大城、大屋は左岸より巻く。 K氏はなんと直登!!みてるほうがドキドキした!! 8 その後も滝や滑が連続し、息つく暇すらない。なにより、三者三様の登りが本当に楽しい。 10 体の柔らかさを使ったり、ジャップ力を活かしたり。人のムーブが実に面白い!!木を使ったり、リーチを活かしたムーブはK氏のお陰で本当に助かった。 9 11 何箇所かお助け紐を出してもらった。あと一歩で行けるのに恐怖心がまさり行けなかったり、滑にやられたりと実に面白い沢だ! 徐々に源頭チックになり休憩を入れる。 14 長万部岳がみえ天気も回復傾向だ。 15 13 ヘビ苺がなっていた。山の恵をいただきます。 12

山頂もみえ元気が出てくるも出発したとたんなんだか疲労が。多分シャリバテ・・・?徐々に休憩中に食べたものがエネルギーに変わる。最後は5mの岩盤が出てきて左の沢筋に行きたいとこだが、岩盤をまいて上に出るともう山頂は間近だ!!藪こぎもなく3時間20分で山頂に到着!! 16 標高740だけどそれ以上の価値があった!!休憩中も興奮がさめない。これから降りる沢筋を確認し、出発!!まだ沢を楽しめることが嬉しくて仕方がない!!思わずスピードが出てしまう。 17 夏道はずっとロープが張ってある急斜面。フェルトの靴には堪える。C600あたりから沢筋が見え下降する。 18 徐々に水が出てきてぶな滝沢と合流する。残念ながらこの沢は崩壊しすぎている。滝が倒木と土砂に埋もれていてせっかくの景色が台無しだ。隣の沢とは大違いだ。懸垂をする滝が現れた。立木も笹もなく支点が乏しすぎる。大屋さんが左岸から巻くもどうやら手こずりそうだ。とりあえずボディビレイでK氏が懸垂下降する。左岸の様子を聞くと急斜面で危ないとのこと。滝は垂直ではなく少し段差があるし、高さも10mはない。フリーソロで降りれる自信があったので、大屋さんを懸垂で降ろし、 19 ゆっくりと滝を下降した。第一関門突破!!そしてお次は倒木ジャングルの滝。倒木つたって行けるけど絶対滑るし、さすがに不安。でも倒木だらけで立木は下に流れているのばかり。またしても支点不足。そして大屋さんがこの倒木使ったら??と提案が。試しに通してみると問題はなさそうだ。またK氏で安全か試し異常なく、無事突破!!次は10m以上の滑滝。微妙な階段で降りれるけどさすがに高すぎるし、滑がやらしい感じだ。立木はかなり上にあるがロープが足りない気がする。笹はある。大屋さんがこの切り株は?と言い出し、みると確かに大丈夫そうだ。天然のハーケンのようだった。捨て縄をセット。強度を確認し、一番重いK氏に懸垂で降りてもらう。問題なく、後続する。 20 そのあとは良さそうな釜を見つけては大屋さんをボディビレイで降ろして釜の状態見てもらって、K氏、大城はダイブ!!これたのしくってやめられません。低い滝なら大屋さんもいっしょにダイブ!!C285に合流し最後のウォータースライダーはまた倒木にザイルかけて降りる。 21 温度もあがってきたからじゃぶじゃぶ遊んじゃう!!気づいたら終点。駐車帯に戻る。巻くことがなかったので早く下山できた。 沢は最高。それは仲間がいるからなんだと思った。みんなの長所でみんなの短所をカバー、協力して一緒に沢を楽しむからこんなに楽しい。誰ひとり欠いてもダメだったと思う。一人じゃ克服できないけどみんなとならできる!!自分のやりたいことがまた見つかった気がした。道中で反省会をした。ここはこうしたらいいよね!とか言い合って次回の沢山行までに、各自訓練して、また沢を楽しもうって誓った!!もっともっと強くなってみんなの力になれるように            記 大城