大雪交差縦走 2022.7.2

メンバー:I井(C L)、S原(S L)、Y野、A山、S藤T、P

コースタイム 
○A班(I井、A山、T佐藤)⇨ 7:40銀泉台→9:15駒草平→10:13赤岳→(11:30交差)→11:47小泉岳→12:30緑岳→14:35第一花園→15:00高原温泉
○B班(S原、Y野、P)⇨ 7:40高原温泉→8:20第一花園→10:00緑岳→11:04小泉岳→(11:30交差)→11:55赤岳→12:55駒草平→13:58銀泉台

A班:
 初めての交差縦走を経験してみたいと思っていて楽しみにしていた。交差縦走と聞くとスライドするくらいに考えていたが、意外と自分が乗る車はどれで下山後の荷物を積む車はどっちの車か?と頭が混乱しそうだった。
 A班は7:40分銀泉台出発。出発から日差しが届き高度を上げるまで暑かったが雪渓の上を歩くと心地よい。駒草平では、メアカンキンバイ・チョウノスケソウ、駒草が咲いていた。雪渓の雪解けがいつもの年より進んでいないように思われ、第三雪渓付近のお花はポツポツ咲いている程度。それでも赤岳最後の登りは雪渓のおかげで涼しく登りやすかった。登りながらリーダーのI井さんが旭川山岳会の長年の登山道整備の活動を教えてくださり私は興味津々でお話しを聞かせて頂いた。赤岳で長めの休憩。B班Y野さんと無線がなかなか繋がらないがL I N Eは入るという不可思議な現象。
 11:30小泉岳付近でB班とスライドの際、記念撮影。Pさんはいつもの笑顔でみんなを明るくしてくれS原さんも明るくメンバーのモチベーションをアップしてくださった。小泉岳から緑岳への稜線歩きでは新しくなった白雲避難小屋も良く見えて一筋の縦走路がポストカードのような景色で気持ちよい。途中大きな株の駒草と礼文柴胡(れぶんさいこ)もあった。礼文紫胡を大雪山系で見かけるのは珍しいと聞いた。緑岳で写真撮影、下山途中やっと楽しみにしていたチングルマにあえた。第2お花畑で小休止したのち15:00下山。下山後は高山植物の生態系を乱さないように靴の泥を洗い落とした。(記録:S藤T)

 

 

 

 

B班:
 大雨で高原温泉の林道が通行止めとなり、I井さんが考えていたコースを諦め新たなコースで計画書を立てていただいた。幸いに前日17時に林道が開通することとなり、急遽元々のコースで登ることができた。
 6:30層雲峡上川インタートイレの前に集合し、A班はS原さんの車に、B班はI井さんの車に乗り合わせ(車の交換)、それぞれ出発地点に向かった。交差縦走は初めてで、どこで会えるかとても楽しみだった。無線機はA班ではI井さんが、B班ではY野さんとS原さんが持っており、交信するようで、それも興味津々。
 B班は、7:20高原温泉に到着、通行止めとなった割には林道は普通に見えた。7:40出発、薄曇りの中で緑岳を登る。見晴台の木が切られており、水平線のように向こう側の山々が広がる。気温が高く汗が出た。第一花園では遠くの雪渓が綺麗に見えた。ここからは風もよく少し涼しく感じる。雪渓に埋もれて花畑は見えなかったが、あちこち花は咲いている。雪渓を歩き、細道を過ぎて、岩道を慎重に登り、10:00緑岳に到着した。途中で大学生グループも追い越し、S原さんはY野さんの体力に感心していた。イワウメが綺麗だった。Y野さんは高原温泉から何度も無線機でA班のI井さんを呼んでいるが、全く反応がなかった。10:28、I井さんから「無線通じないね?」というL I N Eが。もはや無線よりL I N Eが頼りになる時代なのか。だが、S原さんはソフトバンクは全然繋がらないという。U Qモバイルは繋がったり切れたり、少しは頼りになる。緑岳から小泉岳に行く平坦な道にはミヤマリンドウ、ミネズオウが華やかだった。(この道、歩くにはもったいない、走りたいなぁ〜。)
 11:30、小泉岳を過ぎたところで、A班と「突然に」交差し凄く嬉しかった。早速記念撮影。T佐藤さんはいつ見てもたくましい。I井さんが天然記念物のウスバキチョウに会ったと写真を見せてくださった。道の状況など情報を交換し、A山さんからおやつをもらい再び歩き出した。11:55赤岳到着、「下山してからB班もA班が降りる高原温泉に行く」とLINEを送った。降りでは雪渓が多かった。しかも登りの雪渓では普通に歩けたが、降りの雪渓はかなり滑る。S原さんは滑りを楽しんでいた。倒れそうで倒れずバランス感覚が凄い。Yさんは一歩一歩慎重に雪渓を歩く。私はY野さんの足跡を追いズルしながら踵で歩いた。腐った雪の上をかなり歩いた。お尻で滑っている人達がいて、楽しそうだった。いよいよY野さんもお尻滑りを始め、私もお尻で降りたら歩くより遥かに楽だった。もっと早くこうすべきだった。
 12:55駒草平、確かに名前通り広々した平である。登山口に近付いたらヒメイソツツジの群落があった。元会長のT屋さんが大好きなところだそうである。植生回復のための注意事項が書いている標識があった。13:58銀泉台駐車場到着、座口から水が流れ、登山靴についた土を落とした。この道から入る人が多そうで、車を数えてみたら40台を超える。もはや登山のシーズンだ。
 A班と交信するため、車で高原温泉に向かった。3:00、A班はちょうど降りたばかりだった。温泉後、A山さんがご馳走してくださったソフトアイスクリームが美味しかった。交差縦走、全員無事下山。天気も良く、いっぱい喋り、楽しかった。(記録:P)