メンバー:T谷(単独)
今回の山行のコンセプトは小説『氷壁』の名所を巡ること。
10/1(火) 旭川空港から夜の飛行機に乗り羽田空港へ。
10/2(水) 6:00に新宿で高速バスに乗り、松本を経由して、11:00過ぎに上高地に到着。紅葉の季節でたくさん人がいる。しかし、徳沢を超えると通常の登山道並みに人が減った。パノラマコースから中畠新道に入る。途中ナイロンザイル事件の慰霊碑にお参り。中畠新道は滝の高巻のような道で常に左に松高ルンゼを見ながら登っていく。藪漕ぎを想像していたが、ちゃんと整備されており快適な登山道だった。急登を登り切ると急に視界が開けて奥又白池に到着。奥又白池は眼前に前穂高岳東壁や北尾根が迫り感動の絶景だった。池のほとりにテントを設営。他に誰もいない静かな夜を過ごした。
10/3(木) 奥又からパノラマコースに戻り、屏風の頭へ。屏風の頭からの展望は本当に絶景で、涸沢カールを中心に槍ヶ岳から大キレット、前穂高まで一望できまさに北アルプスの特等席だと思った。昼頃に涸沢に到着して名物のおでんを食べた。ザイテングラードを経由して穂高岳山荘に向かったが、途中から雨が降り出し暴風雨になった。
10/4(金) 暴風雨で一日穂高岳山荘で停滞した。キャンセルが相次いだらしくお客さんは非常に少なかった。遭難事故が発生し救助隊員の方があわただしく山荘に出入りしていた。
10/5(土) 天候が回復し北穂高岳に向かった。奥穂高岳から北穂高岳に向かう岩稜帯は高度感がありとても面白いコース。途中滝谷ドームが見えいつか登ってみたいと思いつつ通過した。北穂高岳からは涸沢を経由して、途中屏風岩を眺めつつ上高地に下山。この日はものすごい人数の登山者が涸沢を目指して登っていた。21:00過ぎに東京に到着して翌朝飛行機で旭川に帰った。
奥又白池
屏風の頭からの涸沢カール
屏風の頭からの大キレット