美瑛岳 2016.9/11

 美瑛岳 2016.9.11(日)
 メンバー  CL矢野、秋山 タイム      5:50望岳台 7:00雲ノ平分岐 9:00美瑛岳分岐 11:12美瑛岳頂上 15:00美瑛岳分岐 15:50望岳台
 久しぶりの晴れの予報でしたが、望岳台から眺める十勝岳一帯は雲に覆われ、小雨の中での出発となった。硫黄沢を渡り、緩やかな斜面の「雲の平」を歩いていると一瞬霧が晴れ、望岳台駐車場やその下方にホテル等が見える。緑色の織りなす綾が何とも美しい。気持ちが少し前のめりになったところで再び霧の中をポンピ沢へ向かって進む。噂に聞いていた難所はどの辺なのか、どのような難所なのか想像を巡らしていると沢に向かって下りが始まる。低木やハイマツのトンネルを抜けると目の前に深い沢(両壁が10メートル以上もあろうか)が立ちふさがる。今にも壁が崩れ落ちそうに見える。ここを超えなければポンピまで行けない。降り口にはロープが1本取り付けてあり、足元を確保しながら底に降り、対岸にある鉄梯子(2段に連なってかかっている)を登る。ようやく登りきって下を覗くとゾッとする高さだ。(クライミングを体験していて良かった) さらに15分程下り、ポンピ沢に到着。思っていた以上に水量が多いが、対岸の登山道に向かって川を渡る。ここから急登が始まるとのこと(CL矢野)、気を引き締めて進む。大きな岩や灌木が折り重なって歩きにくいが緊張しているせいか疲れは感じない。美瑛岳の分岐を過ぎると高度が上がるにつれて風が強くなり、頂上は強風と霧で周りの眺望は良くない。風をよけて小休止し、早々に下山する。高度が下がると風が弱まり、わずかな日差しが背中を押してくれる。しかし2カ所の難所を通り抜けるまでは気が抜けない。雲ノ平から眼下に望岳台が見えたところでほっとする。                                   矢野さんには、ペースを作っていただき、難所での様々なアドバイスとご配慮のおかげで無事登山を終えることができました。今回も印象に残るエキサイティングな山行となりました。感謝いたします。 (記 秋山)

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