台湾第一弾: 大覇尖山 2023.10.23-26

メンバー:K野

10月23日
台北近郊陽明山麓陽明古道ハイキング後大覇尖山登山基地観霧。
10月24日
観霧駐車場登山口(大覇尖山サービスセンター)から大鹿林道東線17,5k馬達拉渓登山口から4k歩いて九九山荘泊。約9,5時間行動。大覇尖山サービスセンターでパスポートチェックが有ると聞いていたが、朝早いので職員がおらずチェックは、無くスタートする。林道を黙々と私達は歩いたが、地元の人達は自転車を17k地点まで利用していた。やっと昼頃に馬達拉渓登山口に到着しのんびり昼食にする。昔は、ここまで車が入ったらしく旧登山事務所、駐車場等があった。さぁ!ここから登山の始り始り。樹林帯の中行くが、登山口から何キロ来たか標識が有り、登山道もしっかりし判り易い。所々木の根の張り出し、岩などあるがそれはどこの山も同じだろう。予定より少しだけ早く九九山荘に到着。九九山荘は、宿泊棟、食堂、シャワー棟、トイレと建物が有り、食事付き山小屋だが、自炊もできる。宿泊棟は、下に薄いマットが敷いて有るけれど個人でマットを持参して良かったと思った。それとインナーシーツも有ると快適に(周りの鼾等が無い限り)休める。
10月25日
九九山荘〜3050高地〜中覇小屋〜大覇尖山基部〜小覇尖山〜中覇小屋〜伊澤山〜加利山〜九九山荘。行動時間13時間50分。朝4時ヘッドランプを点けて出発、ヘッドランプを点けて歩くのはあまり好きでは無いので注意深く進むうち時折開けた所に出ると光り輝く新竹の街が見える。函館の夜景より素晴らしく見えるのは、私だけか? 3050高地に着く頃に夜が明けて薄っすら目指す大覇尖山が見えてきた。私に朝日さす山を写真に残す技術が無いのが、残念!! 帰りに目指す加利山を眺め伊澤山分岐に着く頃にはすっかり陽も登り遠くの尾根に雪山も見える。中覇小屋に着いてみんながのんびりしているようなので"どうして?"と思っていたが私の時計1時間進んでいる事に下山時に気付いて安心!!もうここまで来ると何処からでも大覇尖山、小覇尖山が見え大覇尖山基部のトラバースどうなつているのか?しきりに目を凝らし先行パーティの様子見る。近くに行かないと判らないかなあ?と思いながら一端下り基部に着いた。コルになっていてトラバースの所まで両側に柵が有る。ここは、撮影ポイントらしく大覇尖山の標高の入ったプレートが有りみんな思い思いのポーズで撮影し合い、元気いっぱいでトラバースに向かう!!上部から2~3ヶ所水が滴り落ち、落石除けの半円状のカバーが有ったが、安心出来ず急いで基部のトラバースをやり過ごし小覇尖山の登りに入る。頂上直下は、三点指示で登る事になるがホールド、スタンスがしっかりしているし幅の広いスリングテープ2~3本残置して有る。頂上は、想像以上に眺めが良く、ここでも大覇尖山を背景に撮影会に入る。充分に撮影会を満喫し下山開始。私は降りに残置テープを使わして貰い、トラバース地点まで戻り来た時と同様に急ぎ気味に両側の柵の所まで戻る。これで九九山荘に戻るだけだなと思い歩みを進めて伊澤山登山口に着いた。往復30分頂上には、携帯電話の建物付きのアンテナが有り、ここにも標高の入った山名入りプレートが有った。伊澤山、これから登る加利山は、台湾百岳だそうで日本百名山同様達成しようとする人が、沢山居るとの事。3050高地まで戻り加利山へ往復55分ここも伊澤山同様標高入りプレートが有り、携帯電話の建物付きアンテナが有った。朝4時スタートだったのでここからの登山道は暗く景色が、判らなかったので観ながら疲れている脚を気遣い、ゆっくり降る。でもヘッドランプは使いたく無いなぁ!と相反した気持ちで歩いて17時50分九九山荘に着いた。山荘入口でヤッター!!の写真を撮り本日終了。
10月26日
九九山荘〜馬達拉渓登山口〜大鹿林道東線〜大覇尖山サービスセンターまで8時間30分行動。昨夜は、ぐっすり寝れ 明け方の星空がすごく綺麗だった。下山だけなのでのんびりしたい所だが、6時には馬達拉渓登山口を目指してスタートし登って来た時、下山時注意しょうと思った所を慎重に下り川の流れが聞こえて橋を渡り登山口に着いた。あ〜!これから17,5k歩くのかと思うと疲労感いっぱいになるけれど、歩かないと帰れない。先ず来た時に観たニ段の東線瀑布を目標に黙々と歩き次は、ランチの予定の小さな滝が流れている水場を目指しやっと着いた。美味しい茶を飲み果物、パンで栄養補給し、サービスセンター入口まで頑張るぞ〜!!あと500,400mと数えて駐車場に到着した。送迎車の運転手さんが、ビールと甘い西瓜を用意して待ってくれていた。身体に染み渡る味!!3日間約32時間60k位歩き大覇尖山、小覇尖山登山終了。次は雪山へ。(K野)