十勝幌尻岳 2017.2.13-14

十勝幌尻岳 2017年2月13日〜14日

メンバー:双樹 他2名

最終民家(10:50)ーオピリネップ川出合(12:10)ー1472mポコC1(16:30)

C1(8:00)ー十勝幌尻岳ピーク(10:30)(11:00)ーオピリネップ川滑降ーオピリネップ川出合(13:00)ー最終民家(14:00)

雪洞泊を楽しみつつ、良い雪をロングに滑ろうと考えて十勝幌尻岳に行ってきた。 2日間の行程なので、初日はのんびりと集合。それぞれパッキングに工夫を凝らし、50ℓ程度のザックに装備をまとめている。今回は北尾根を登りオピリネップ川にスキー滑走する。全装で滑らなければならないので、装備の重さが滑りのポテンシャルに直結してくるのでみんなシビアである。 去年の台風の後の戸蔦別川林道の状況を把握したいという目論見もあったが、やはり被害は甚大だった。最終民家前に車を泊めて歩き出すと、すぐに大きく崩落している。その先も林道が跡形もない場所が多数あるので、よほどの大工事が入らない限りは車両が入れるようにはならないだろう。オピリネップ川出合の幌後橋は無事だが、渡った先で林道が抉られていて水流もあるので、ここの渡渉が一番厄介だった。 北尾根は比較的幅の広い尾根でスキーで登りやすいが、ずっと急登続きなので、雪質によってはスキークランポンが必須になる。東側の雪庇の張り出しに気をつけながら登り、1472mポコの下に雪洞を掘りC1。キムチ鍋をつつきながらの宴会が始まる。 2日目は頂上まで400m弱を残すのみなので気楽である。狙う斜面にはバッチリパウダーが溜まっていて、それぞれラインをイメージしながら登る。昨日の雪洞を掘りながらの観察でも雪の安定度は文句なし。良い光も入っていて、テンションが上がって行く。 山頂でゆっくり日高の山並みの一端を堪能してから、11時に1人目がドロップイン。 良いスプレーを上げて滑って行く。そして2人目・・・僕の番・・・文句なしの素晴らしい斜面だった。良い斜度が800mも続き、ずっとパウダー・・・日高はやはり、スキーフィールドとして最高だ。

斜度が落ちてからは同時滑走。左岸側の崩落箇所をかわすのに多少のカニ歩きはあったが、概ね快適に滑って本流林道戻り、そこからはシールをつけて歩き。 14時に下山となった。