2014.11.24 馬背山

馬背山(1198m) / 北見山地 2014.11.24(月) メンバー 芳澤、大屋 タイム 9:01 滝下橋、P→10:00 c900 10:14→10:54 c1050 11:08→11:40 南西尾根→11:53 山頂 12:12→13:27 林道c746→13:44 滝下橋 /登り2:52 下り1:32

この山は天塩岳ヒュッテから真向かいに見える台形状の山で、登路としては、南東面もしくは南面から、沢+ヤブ漕ぎで登った報告が散見される程度である。そこで、新道登山口手前の滝下橋付近から入る南西面から挑戦することとした。足回りはスパイク長靴とスパイク地下足袋である。ポンテシオ湖奥の林道分岐部から天塩岳ヒュッテに至る道は、例年ならすでに閉ざされている時期であるが、最近の降雪のなさと高温でもしかしたら…と思い、下見に行くと予想は的中した。慎重に車を走らせると滝下橋まで入ることができた。 ある意味、これが核心だったかもしれない。橋の川下側右岸側の雪原へと分け入ると間もなく、作業道に出合い、しばらくこれをたどってみる。c755で南面沢を渡渉し、左岸尾根へと続くもヤブ被りがうるさくなり、c830で沢床へと下降する。そこからは沢筋に沿って標高を上げていく。c900で休憩すると雪がチラついてくる。積雪も徐々に深くなり、埋まっては引き抜きの反復に消耗する。輪カンを携帯しなかったことが悔やまれた。c950あたりで早くも沢形が判然としなくなり、ヤブの薄いところを狙って進んでいく。斜度がやや急な所では這いつくばって進んだ。c1000付近を過ぎると左右の尾根が収束し始め、肩(JP)も近い。笹に灌木が混じり始めると間もなく南西尾根の肩である。肩から痩せた稜線の灌木をかき分け、跨ぎ、のっかり進むと間もなく、狭い山頂部である。生憎の天候に天塩山塊はベールの中。ヒュッテが見えたことが唯一の救いであった。下降は山頂からの南面を落ちるように下り、天塩川左股支流へと下降した。c746で林道に出合い、羆の足跡を辿った。渡渉で浸水し、足がちぎれるように痛かった。やはり冬だった…         Y澤

P5240002 PB240001 H26.5 ヒュッテ前からの馬背山              於鬼頭峠からの於鬼頭岳

PB240003 PB240004 滝下橋越しに樹間に馬背山が覗く             滝下橋川下右岸の車止め。右手の雪原へ

PB240006         PB240009 c900の沢の様子                山頂稜線手前からの山頂部

PB240011 PB240014 肩からはこの木が多い。名前はわからない…      何もない狭い山頂部

PB240016 PB240017 山頂から壁のような南面を転がるように下る      ヒュッテが見えたのがせめてもの救い

PB240018 PB240021 天塩山塊はまったく見ることができなかった       下降した天塩川支流

PB240023 スライド18    林道からの同山。中央の白いところを下降した