大塚&小塚 2015.4.25

大塚(1950m)&小塚(1877m) 2015.4.25(土) 芳澤単独 タイム 6:15 旭岳駅→10:05 ピウケナイ川→ 10:52 小塚 11:19→12:24 大塚 12:40→13:59 Bコース出合→14:11 旭岳駅 /総行動時間 7:56

曇天、微風で旭岳スキー場を登る。最初の坂であまりにも硬くて、早々にスキーアイゼンを装着する。天女ケ原付近で、またもやクライミングサポートの不調。時間をくう。スキー場Bコースの急登を終え、尾根にのると風が出てくる。あまり強くならないうちに軽く腹ごしらえして、裾合い方面へと向かう。どこも白いだけで山は何も見えない。とりあえず、唯一見えた小塚に向かうこととした。ピウケナイ川の渡渉を気にしていたが、なんの問題もなく川底は雪原だ。見上げる小塚は岩の要塞で左側(西側)から巻き上がることとする。徐々に高度があがると雲が目線に近づき、突入する。完全に後ろ側(北側)まで回り込むと山頂までスキーで行けるルートが見えた。山頂からは隣の大塚がかろうじて見えた。 北東側コルから大塚との間へ下降しようと覗いてみるもどうやら雪庇が発達しているようであり、下もよく見えない。来た道を一旦下降し、小塚を東側から巻くように沢形を進む。大塚も小塚同様、北側から巻き上がる作戦で沢形を進むと持続する強風に雪が混じりだし、吹雪となる。小尾根にのると吹雪にガスがついてホワイトになる。GPSでは大塚はもう目と鼻の先である。コンパスを信じ、北東コルへと突き進む。見えるのは自分のスキーだけ。12:17コル付近までくると突然ガスが上がり、雪もやむ。ありがたかった!ここも山頂まで雪のルートが見えた。7分後にスキーで山頂の人となった。さっきまでいた小塚が眼下に黒い。 コル付近まで下降すると12:45再びガスが上がり始め、雪も降り出す。視界が奪われても沢の中の方が進路をはずれずに済むと考え、進入する。まもなくホワイトとなった。なんとか裾合平付近までくると視界が広がる。そのとき、今きたほうから『ゴロゴロゴロー』と雷鳴が轟く。ここからはノンストップで旭岳駅まで降りた。大塚を踏めたのは約30分の幸運であった。        Y澤

第二天女ケ原…まだまだたっぷりの雪          裾合平付近からの小塚(左)、大塚(右) P4250001 P4250005 ピウケナイ川底…まだ開きそうもない           小塚の登りから小塚西面 P4250010 P4250014 これから雲に突入する                    小塚山頂…背景は大塚 P4250015 P4250023 小塚と大塚の間の沢形から小塚を見上げる(東面直下)   同様に大塚を見上げる(西面直下) P4250026 P4250027 安足間から小塚への尾根は東側に雪庇で降りられない    大塚山頂から眼下に小塚、奥に当麻 P4250028 P4250029 大塚山頂から一瞬見えた旭岳(右)、熊ケ岳(中)            大塚、小塚を振り返る。このあと雷! P4250035 P4250039 姿見駅が見えてホッとする P4250043 大塚小塚log