2023.4.2〜3 トムラウシ冬尾根

メンバー:S藤ay、他1
タイム :8:30トムラウシ温泉発 12:30Co1,272m 14:30Co1,625m、AC作成
     4:00起床 6:00AC発 6:47Co1,794m 9:23トムラウシ 12:11AC戻り~13:00撤収 15:00トムラウシ温泉着

雪解けが進み、緑雲橋を過ぎて序盤の徒渉に失敗。

靴下とインナーブーツを濡らしてしまう。替え靴下もないが、気温が高いので事なきを得た。厳冬期なら撤退だ!
その後は気持ちの良い針広混交林の疎林をサクサクと進み、計画では1300m付近にACを作る予定だったが、時間も早いので1,625mまで標高を上げた。
雪が固く掘り下げるのに少し苦労したが、結果的にはここまで上げないと翌日の行程がギリギリだったので上げて正解だった。

快晴の朝6時、ACからアイゼンで出発。
1,794mは巻かずそのまま上を進み、1,898mは雪がとけて岩が露出し聳え立っているので、一体あれのどこを進んだら良いものかとドキドキしながら近づいたが、ハイマツを漕いだり、ブッシュをつかみながら右から巻いた。
夏には通らない場所からトムラウシ公園を突っ切る贅沢を味わい、あたりの巨岩・奇岩に圧倒され、大雪の奥座敷にいることを実感する。
誰もいない快晴無風のトムラウシ山着。
豪快なエビの尻尾が歓迎してくれ、羊蹄山、知床連山まで見渡せ、こんな天気にトムラに立てることはもうないだろう。
後ろ髪引かれながら下山。雪が緩み、ズボズボ埋まりながら満身創痍でACへ戻り、テントを撤収し、スキーに履き替える。
全装でのスキーが下手すぎて、相棒はすっかり待ちくたびれている。スキーを脱いだり、太股がはち切れそうになりながらなんとか温泉へ。
悪天時の1,898m付近やトムラウシ公園のルーファイは簡単ではないだろうなぁと想像する。
相棒と天気に感謝!(s藤ay)