2015.12.23十勝岳

2015.12.23 十勝岳 メンバー L大城、双樹、他3名 コースタイム8:50望岳台 9:50 避難小屋 12:20 十勝岳山頂 15:45望岳台 去年から一緒に山に行こうと約束していたHとようやく休みが重なったのが23日である。さすがの晴れ女H。雪が少ないけどある程度滑れると情報を得て十勝岳とした。 斜里岳でご一緒した北見山岳会のM子、Hの旦那さんの五人で十勝岳を目指す。 ところが、札幌からきたHは早くついたからから先に旦那とハイクしてると連絡が入る。 望岳台に私たち三人がついたときは8:30すぎ。もう10台ほどの車が停まっている。ちょうど隣に大屋さんがいてご挨拶。快晴を互いに喜ぶ。ちょうど双樹の友人T氏が単独できていたので一緒にのぼることにした。T氏の準備が出来ていないので先にM子と登り始める。久しぶりの再会に会話が止まらない。小屋までのルートは一応雪で覆われているが、あちこちに岩が隠れており地雷のようだ。帰りは気を付けないと板が大変なことになる。 十勝岳ブロッケン現象が起きていて見たことのない景色だ。 PC230001 M子は最近山にきてないから歩くだけでも楽しいとハイテンション。後ろから双樹、T氏が追いかけてくる。なんとか逃げ切って小屋にて合流。Hとも連絡しグランド火口にいるとのこと。追いつけないなぁとはんば諦め、沢からグランド火口を詰める。気温が低いので雪の状態がすごく良い。溢れる期待に話が弾む。 PC230010 T氏は雑誌の表紙を飾るほどのテレマークスキーヤーだが、とても話やすくあっという間に打ち解けた。M子ともたくさんの知り合いがいて協調性抜群。山の拡声機大城も力をふんだんにだしきり気づけばグランド火口に着く。 PC230020 十勝岳がそびえ美しい。いいところに住んでいるなぁと実感。Hからもうすぐ山頂で私たちが確認出来たと連絡が入る。M子がスキーアイゼンを忘れたことに気づき、十勝岳直登を避け、東側から登頂する。スノーシューの方も多く素晴らしい景色だったと下山した人に話を聞く。Hから山頂から新得側に滑走すると連絡が入った。12:20十勝岳山頂に着く。絶景で下ホロの下は雲海だ。Hからカリカリ斜面だったと連絡が入り、4人で協議するも全員が滑降すると決意。 PC230036 T氏が少しでもパウダーをと少し降りた先からスタート。 PC230043 なかなか良さそうだが、カリカリも気になった大城は東面へ。素晴らしい過ちだった。 PC230058 まるでスケートリンクのようでした。そんな東面をかっこよく滑ってきた双樹に悶々とする。H夫婦とも合流し山頂へ登り返す。 PC230074 カリカリは避けできる限り雪のついてるとこを探すも雪の下はカリカリで油断すると滑落する。稜線にでてからは神々しい景色が現れみんな息を飲む。 PC230077 やっと全員で十勝岳山頂、 PC230083 既に13:45。あんなに人がいたのに今や貸切。山頂ラーメンする予定だったが天気が怪しくなってきたので山頂直下を滑走する。美瑛岳をバックにすべるラインは贅沢だった。 PC230086 PC230157 雪もそれほど悪くない。危ないのは硫黄がついた巨大なエビのしっぽだ。 PC230185 次はグランド火口に滑走!! PC230190 これが最高で全員雄叫びをあげながら思い思いのシュプールを描く。滑りきったあとは急に有毒ガスがこちらに向いてきた。とりあえず下に降りることにしたのにスリバチ火口も滑りたくなり岩が出ているところをシートラで登り返す。スリバチ火口はとても深い火口でとても魅力的だったがあいにく時間が押してきた。 PC230259 日没が迫っているため諦めもう一度違う場所からグランド火口を滑降。今回いちおしの雪であった。 PC230308 グランド火口から下に行くには地雷だらけの場所を通過するため一度板を脱ぐ。Hの旦那さんが人柱となり下の斜面を滑降。問題なく滑り降り始める。 PC230319 小屋下は岩もたくさんではじめるが滑れる面はありここでも滑りを堪能。望岳台には15:45に到着。大満足の一日であった。望岳台駐車場にて食べれなかったカップラーメンと珈琲で乾杯し楽しい思い出に浸る。そうこうしてるうちに月が現れた。 PC230355 美瑛岳がより美しく輝く。  記 大城