2017.3.20-21 ニペソツ山 メンバー L大城、双樹 コースタイム 20日8:20 幌加ダム駐車帯 11:40林道から沢にむかう14:30 C1200にてC1 21日 5:30 C1発 7:20 デルタルンゼ取り付き 8:00C1着 12:30幌加ダム駐車帯着 憧れのニペソツに行きたくて計画したニペソツ山テン泊ツアー。今回はデルタルンゼからの登頂をねらった。幌加ダムまでは除雪が入っていた。駐車帯には他に2台の車が停まっていていずれも19日からのスタートのようだった。天気は最高でニペソツ山が青空にそびえ立っている。春のような暖かさの中、林道をひたすら進む。 6kmのだらだら林道歩きにようやく終止符をうつ。 林道からは遠くにニペソツ山の壁が見える。 林道に沿って100mほどの標高を落とす。久々の滑走は楽しく、ウペペサンケ山が白く輝いている。そして待ち構えているニペソツ山。 まだまだ遠いけど気持ちが上がる。林道から離れ沢を詰める。雪解けが早く、SBを使ったり、倒木を越えたり、ルート取りに時間がかかる。 先行者のトレースもあるがかなり大変な思いをしてるのが伺えた。絶対落ちては行けないトラバースがあったりと 沢がいつまでも雪に埋まらない状況に耐えかね、尾根を目指すことにした。すると作業道にでるという巡り合わせ。なぜこんな山奥にまで作業道が??と疑問が浮かぶもこれ幸いにとありがたく作業道を使わせて頂く。結局C1100の水線が途切れるまで沢は埋まっていなかった。雪が少ないのかもしれない。C1200でニペソツ山が見える広場があったのでC1とした。もう少し上にと考えたが、ロケーションが美しくないので多少風がが当たるけど我慢我慢。 今晩の晩餐は 野菜たっぷり唐揚げ鍋、 わさび菜のベーコンブルーチーズ巻き、 定番焼きリンゴ。気温も低いのであったかいスパイスたっぷりホットワインがたまりません。やっぱりテン泊最高!!湯たんぽも作ったのでずっと朝までポカポカでした。 翌朝、3時起床。残念ながら粉雪が降っている。星も見えない。 天気の回復を祈り5時30分テン場を出発。 C1310の標高点のある尾根にのる。糠平から太陽が現れるも 山は真っ白。気持ちがのらず、スピードも遅くなる。C1400あたりで雪原がひろがり白くて見えないが奥にはニペソツの壁がある。 回復しない天候にここで撤退するか悩むも次回のためにデルタルンゼ取り付きまで見ていこうと進むことを選択。途中からシールが効かなくなってきたのでスキーアイゼンを装着して進む。 ようやく現れたルンゼは本当にここを登れるのかというほど急に感じた。上空は白く風も強くなってきた。-13℃で待っている余裕がなく、スキーを楽しむことにした。 実に美しい斜面で雪質にくせがあるものの楽しい滑降を味わえた。 あっという間にテン場につきテント回収。帰りはドキドキのSBを渡り、 次回のリベンジに備えルートの改良をしながら林道にでる。 陽が当たった斜面な気持ちいいザラメ。 途中で晴れ始めるも相変わらず二ペは隠れたままだ。 最後の林道歩きは泊まり装備しんどかったけど、ルートを選べば日帰りでニペソツも行けると感じた。次回必ずリベンジを果たすために体力つけ、頑張りたい。 記 大城