春山研修(十勝岳) 2017.6.4

春山研修(十勝岳) 2017.6.4

今回の研修登山の主たる目的の一つは古典的な読図の練習。 先の座学で地形図の読み方や磁北線の引き方などは講習済みですが、 現場に出てのトレーニングがやはり一番効きます。

スマホGPSなどのデバイスの使用も条件次第では選択肢に入る時代となってきましたが、 機械に自身の位置を教えてもらわなければ山に行けないような人と組むのはおっかないしょ。

北海道の山で読図の能力をフルに発揮するシーズンは当然冬な訳ですが、 之を冬に始めていたのでは身に付ける以上に身がヤバい。

冬が来るまでにしっかりと技術をモノにしておきましょう。

1班 CL太田、SL矢野、M古山、加藤、伏見

6:30望岳台-7:00白銀荘分岐-7:30十勝岳避難小屋-8:20スリバチ火口-10:00十勝岳頂上-12:15望岳台

メンバ-の感想 太田 矢野さんに助けていただき、CLの勉強が出来ました。 矢野 若い人に混ざって楽しかった。 小山 初めての研修で楽しかった。 加藤 コンパス・読図大変勉強になりました。忘れないようにしたい。 伏見 地図の読み方、雪渓の歩き方勉強になった。

2班 CL宮岸、SL林、M秋山、谷岡、近藤(照)

天候 曇り(ガス)時-小雨頂上で小雪がぱらつく、風数m/s、視界10~50m 一時500m 気温6℃(頂上)

望岳台6:40-7:10白銀荘分岐7:20-7:40美瑛岳分岐7:45-8:00十勝岳避難小屋8:10- 10:15頂稜肩-10:35十勝岳頂上11:00-12:30十勝岳避難小屋12:35-13:00白銀荘分岐- 13:20望岳台

小雨交じりの視界に不自由する天候は、読図・コンパス切りの練習には良い条件でした。

3班 CL牛久保、SL渡辺ゆ、M添田・堤し・中嶋

6:30望岳台-8:00避難小屋-9:55co1820付近より雪渓歩行練習-10:45十勝岳山頂-12:30避難小屋-13:40望岳台着

・霧雨およびガスのため、出発時より視界不良。望岳台から避難小屋までコンパスを切る。 目標物を定めて行動する方法を確認。途中避難小屋上の沢を地形図で確認。 雪渓歩行練習前に視界が開けたため、前十勝を使った現在位置確認方法の研修を実施した。 ・雪渓歩行訓練は全員が経験者であったため、注意点を確認して各自で行った。 ・休憩の取り方は口頭で行った。 ・下りの雪渓で滑落停止の簡易訓練を実施した。 滑落開始時に反射的に行動ができるよう、普段から練習しておくことが望ましい。