小化雲岳 2015.3.15

小化雲岳(1924.4m) ~天人峡ルート 2015.3.15 メンバー 芳澤単独 タイム 6:44 P→7:26 尾根上c750(岩稜南側)→8:19 滝見台→10:39 c1295第一公園 10:57→ 12:11 c1520第二公園、撤退 12:31→14:35 P   /総行動時間 7:51

大雪・十勝連峰の未踏マイナーピークはまだまだあるが、どこも遠くて長い。今回は小化雲岳、あわよくば化雲岳まで…と捕らぬ狸の皮算用で挑んだが… 道路から尾根に上がるまでが第一の核心部。ルートは夏道沿いに行くか、尾根末端から行くかどちらか。前日下見に行くと登山口は雪壁となっており、取り付けない。やはり予定通り天人橋の川下側林道入口付近からの末端ルートとする。硬いベースに今週降った雪が不安定。慎重にジグを切りながら、急斜に汗をかく。c750で南側から尾根にのると40mほど続く岩稜であった。北側に回りこみ基部を進む。ここから第一公園へと上がる崖の基部まで、大小20回弱のアップダウンが続く。ラッセルは足首~脛程度。何より景色が約3時間変わり映えしないのが堪える。919からの羽衣ノ滝、1050からのはるか彼方の小化雲岳、1095からの旭岳が唯一の救いだ。崖尾根にさしかかると左手に立派な岩場が見える。地形図のマークはこれか!? 第二の核心部。結構な緊張感で最後は木に捕まりながら、第一公園へと這いあがった。旭岳にはガスが纏わりついていたが、間もなく晴れ上がり、白雲岳までよく見えた。ここで小腹を満たし、雪原に黙々とトレースを残す。前方はやや小高い丘のようになり、第二公園へと続く。この緩い傾斜にさしかかると徐々に白く煙ってくる。1500では視程が数10mとなり、1520では数mとなった。先週に続いての『白地獄』。ほぼ予定通りにきていただけに残念ではあるが、ここで撤退を決めた。滑降準備を終え、振り返ると既にトレースも足元しか見えない。今週もまたGPS頼りの下降が始まるが、第一公園までくると急激に見え出す。旭岳は姿見付近から上がスッポリ覆われている。どうやら1500から上は雲の中だったようだ。             Y澤

c750で尾根に上がると岩と木の痩せ尾根        約40mほど岩が続く P3150007 P3150008 北側基部を巻く              羽衣ノ滝(c919)             中央右に立派な氷爆(c1095) P3150009     P3150011     P3150015 薄ら奥に小化雲岳。まだまだ遠~い(c1050)      この崖を登れば、第一公園 P3150013 P3150022 地形図の岩マークはこれか!?               第一公園~旭岳と足跡 P3150023 P3150029 旭岳~白雲岳 このころは上々のお天気        第二公園へ向かうと煙ってくる P3150031 P3150032 c1520撤退、このあと白画用紙に             P3150033 小化雲岳log