2022.7.30-31 クワウンナイ川

メンバー:I井(L)、S藤T、N川、P
コースタイム:
30日 5:30清流橋横駐車場集合(天人峡温泉入口駐車場に1台配車)→6:00出発→11:20カウン沢出合→12:10魚止の滝→C1170奥二股→14:30ハング滝→17:20源頭C1
31日 4:00起床→5:20源頭C1出発→6:30登山道→6:53天沼→8:08化雲岳→14:10天人峡登山口→入浴後解散

30日は水量も多くなく、天候は晴れ、沢登りには最適だった。6:10入渓。1時間ごとに休憩を挟みながらゆっくり川原を歩いた。魚止の滝は、左右に広がり迫力があった。滝の左岸を高巻いた。滝の上は長くて大きなナメ。通称、滝ノ瀬十三丁。2時間ほどナメが続き、ナメが終わってから30分ほど歩いたら、一番の難所とされているハング滝。右岸を高巻く。残置ロープを使いI井さんに引っ張ってもらった。その後、細くなった沢を歩き、また細い山道を歩いた。17:20源頭に着いたら、既にテントが4つ張られていた。まだ雪渓が残っており、池もあり、湿地だった。ツェルトを設営し、夕食。夜8時頃寝た。
31日は、天候は前日と全く違い、ガスって周囲が見えなかった。ここで事件発生、ツェルトの中でパッキングする間、熊スプレーが誤噴射されてしまった。息を吸ったらのどが痛く、顔はぴくぴく。熊スプレーをやられたら熊も大変そうだ。朝食後、5:20歩き始めた。沢が終わったはずなのに、また細い沢が少しだけ残っていた。道とは思えない岩を渡り雪渓を歩き、登山道に辿り着いた。このような天候では道に迷うこともあり得ると思った。ストックで支えながら歩くが体がふら付くほど風が強い。気が付いたら、私のザックカバーは消えていた。かなりの間ドロドロした道を滑りながら降りた。徐々に天候も回復、風も収まった。第一公園ではキボウシがつぼみの状態で華やかだった。天人峡登山口までは、虫達との壮絶な戦い、急傾斜で慎重に降った。14:10無事下山。(P)
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30日は快晴で沢日和。
I井さんもPさんも岩場を軽々と歩く。私はついて行くのに精いっぱい。後ろから私のモチベーションをあげようと釣りをしながら余裕のN川さんがなにかと冗談を言ってくれました。
楽しみにしていた日本一と言われるナメはとてもキラキラしていて、まさにご褒美タイムの遡行でした。クワウンナイ川はさすがスケールが違う。
リーダーのI井さんがここの釜に落ちると危険だと教えてくれました。エメラルドブルーでキレイだけど何処まで深さがあるのかも、転倒すれば場所によれば、どのくらい流されるかもわからない。自然の美しさと厳しさを感じることができた。
源頭で野営し翌31日は朝から濃霧。化雲岳では強風と霧雨でしたが全員無事下山。
とても楽しく思い出に残る山行でした。ありがとうございました。(S藤T)