7月9日 ニペソツ山報告

メンバー PA, KA

登山口(頂上まで10.5キロ) 4:30 三条沼(7.5k)5:50 (6.0k) 6:50 (4.5k) 7:30

(3.0k前天狗尾根)9:25 前天狗 9:45

天狗岳 10:15 (1k) 10:35 頂上11:30~11:55 前天狗 13:35 (4.5k)14:45

登山口16:50

二ペの幌加温泉コースは、18`に整備されているので天気が良ければ足元の泥濘に注意すれば、問題はない。頂上まで何キロと1.5キロ刻みに標識有り、4.5キロ地点まで下草も刈られておりここから登山と言う感じになる。岩、倒木を越え歩みを進め尾根を離れ左に降り雪渓を渡る。大雪山国立公園上士幌管理事務所に依ると"雪渓を登った後振り返って降りる所を確認してほしい"との事 名言である。だが雪渓の終わりにロープが張って有り尾根の取り付きもピンクテープがある。緩やかな斜面を進むとガスっている中にアオツガザクラの大群落が見える。ほぼ一種類 混生していないのは珍しい。だんだん登りは、険しくなるけれど小さな谷の両側にナナカマド、ウコンウツギが二層に足元にはチシマノキンバイ、エゾヒメクワガタ、ハクサンイチゲ等一見するだけで10種類以上は有りそうだ。正に桃源郷だ!!晴れていればどれほど素晴らしいだろう。花を眺めながら歩みを進めるうちに、急登になるが登るには問題無さそうである。降りは気を付けた方が、良いと思っているうちに尾根に着いた。ピークまで、3kの標識有り ここから進む方向を90°変える。視界は、40~50m 帰りの為にテープを付け進むとすぐ前天狗のトイレブースに着いた。尾根の影のテン場は、水浸しでここ3~4日天候は良くなかったらしい。ここから岩場の降りになるので、慎重にテープをまめに付け下る。天狗岳の登りは、そんなに気にする事はないが、帰りの登りの事を考えると気が重くなる。頂上まで1k地点からバテてた身体には、長く感じる。いつものナキウサギの岩場もガスっていて、声も聞こえない。ようやくピークに通じる尾根が見え安堵し頂上に立つことが出来た。ガスは、濃くならなかったが、小雨状態が繰り返し来て景色を眺める事が出来ず残念。もっと残念なのは、前天狗尾根を離れてから、登った時とは違ってドロ道を滑り、ドロまみれに成りながら降りる。ロープを張ってあるけれど、かえって振られたりさんざんな目に遭いながら4.5k地点に着いて一安心する。登りで判らなかった無名沼を探しながら小川状態の登山道を下って登山口に到着する。無名沼は、見つからなかった。雨の前後はお勧めしないルートと考える。

                KA記