2/11,12 アイスクライミング合宿 雷電海岸

メンバー  I,H川


2/11  雷電3ルンゼ、4ルンゼ


雷電海岸駐車場    7:00
雷電3ルンゼ  8:30
雷電4ルンゼ  12:00
ナイル川偵察  15:00
雷電海岸駐車場 16:00


合宿初日の雷電海岸駐車場から初めて眺めるルンゼは、チラつく雪の所為もあってか冬の日本海の空気感で纏われており、どこか重苦しい感じが否めない。


海風に巻かれている小雪の中一先ずは、3ルンゼに行く事に。アプローチは距離が短いと言えどそこそこ登るので、ラッセルは額に汗をする。 
目的の3ルンゼに到着し攀じる。核心パートをIさんのムーブを見て学ぶ。途中でIさんのクランポンが外れてしまい、交代で攀じり終了点の立ち木にてビレイ。Iさんをセカンドビレイしていると、ルンゼの奥からザラザラとチリ雪崩がやって来る。この雪崩がエンドレスで5分くらい続く。H川なす術なく、心の中で応援(ガンバ Iさん!)  雪崩が収まり下から上がって来たIさんは体に大量の雪を載せてやって来る。ここだけの話ヘルメットの上がデナリ状態でした。
そして、懸垂下降して取り付きにて行動食を食べて4ルンゼへ。

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4ルンゼ、1ピッチ目 気温も程よく、氷も刺さり易く登りやすい。右岸にアンカーがあるも私の判断ミスで少し離れてスクリュー3本でハンギングビレイ。セカンドで上がって来たIさんにこの場所だとまともに落氷に当たるとの判断でIさんがアンカーまで行き、ピッチを切る。2ピッチ目の氷の状態などを話をして下りる事となる。

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駐車場に戻る途中で時間もまだあるので、ナイル川を偵察しに行く事に。40分ほど林をトラバースして行くとしっかりと繋がっているナイル川を確認する。これで翌日の合宿内容が決定である。その夜は、お互いの生誕を祝って楽しく宴。

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2/12   ナイル川


雷電海岸駐車場  7:30
ナイル川取り付き 9:00
ナイル川終了点  12:40
雷電海岸駐車場解散  14:30

 


翌朝は6:00出発の予定だったが、みぞれ混じりの雨だか雪だか登攀するには微妙な天気なので、しばしテントで停滞し天気が落ち着いた頃合いを見計らって出発。
昨日にアプローチの道を確認していたのでスノーシューも使わず楽に取り付きまで行く。
そして今から攀じるナイル川を目前にして、やはり圧倒される。しかし、脳内イメージではクリアできる事となっていると言い聞かせていざ、登攀開始。


1ピッチ目 Iさん 50m Iさんの強い登りを脳裏に焼き付けながらビレイ。

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2ピッチ目 H川  25m   大きいツララの下でスクリュー3本にてハンギングビレイ。

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3ピッチ目 35m   Iさんシャンデリアをトラバースして終了点まで行き、アバラコフにて懸垂2ピッチで取り付きまで。

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今回の合宿にて、2日間のアイスクライミングはIさんのおかげでとても良い経験となりました。細かな事の重要性や全体の掌握、フィジカル、メンタルなどなど積み重ねていく事によって裏付ける事のできる実力なんだろうなと改めて気付かされました。一足飛びとはいかないので一つ一つのクライミングに少しづつ実力の厚みを持たせる事が出来るように邁進していきたいと思いますので今後もご指導下さいますよう宜しくお願い致します。いつかはビッグなものに取り付ければ、、頑張ります。充実した2日間を有難うございました。

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記:H川