2023.5.7 芦別岳・本谷・一陵

本谷:T会長、S原、A木

タイム(本谷):4:45旧道登山口→6:30ユーフレ小屋→本谷→11:10芦別岳山頂→山菜採り→15:00新道登山口

 旧道は崩落等が激しくなかなかの荒れ具合でした。ゴルジュ手前のスノーブリッジはかなり痩せており、翌週は渡るのが困難な状況。ゴルジュは口が開きかけており、左岸のフィックスロープを利用して高巻いた。以前は5月中旬に本谷を登ることもあったが、今はGWより前に登るのが無難であろう。(T会長)

 今回の山行メンバーを知った時はベテランの方々の中に私1人初心者で緊張して怖気付き行くのをやめてしまおうかと思いましたが、思い切って参加し、皆さんに連れて行ってもらえて本当に良かったです。
 筋力も登山技術もない私を皆さん優しく助けてくれ、今まで見たこともない景色を見せてもらいました。感動しました。その上、天候にも恵まれ山頂ではゆっくりと素晴らしい山々を楽しむことができました。最高に楽しい1日でした。ありがとうございました。(A木)

 

       丸木橋            ゴルジュ手前のスノーブリッジ

 

 

一陵:I井、H川

タイム(一陵):4:45旧道登山口→6:30ユーフレ小屋→本谷→10:15一陵取付(co1470)→芦別岳山頂13:00→15:10新道登山口

 今回初めて訪れた芦別岳。朝の空模様は風も曇りなく良い兆し、そして早朝4:30の登山口にも関わらずこの時期にしては上着を1枚少なくしても大丈夫な程気温がちょうど良い。登り始めてすぐにカワカラスの声や沢の流れる音を聞きつつ、沢を詰めていく。
ゴルジュやルンゼを快適にこなし、目的の1稜取り付きまで何一つとして苦にならない程に快適。co1470 10:15 芦別本谷1稜に取り付く。

 事前に会の諸先輩方から情報をお聞きし、岩の脆さが気になる中、1ピッチ目をH川リードする。岩に手を掛けると案の定脆いが、草付きが思いの外しっかりとしていて安心要素ができ、45mほどロープを伸ばして灌木にてピッチを切る。2ピッチ目をI井さんが安定のクライミングで55m程のばして切る。3ピッチ目をH川がハイマツと灌木をトラバースしながら草付きを登ってロープいっぱいでセカンドビレイ。ここでI井さんの提案でつるべだと時間がかかるのと残りのルートはロープは要らない判断で山頂を目指す事にする。草付きも岩も気にならずに詰めていく。co1650にて東側の崖の雪のルンゼをトラバースしつつ木登りしながら高度を上げる。そして、13:00 山頂。
 風もなく360度すべて見渡す事ができ、心から新鮮な空気に満たされる。軽く休憩をして、先行の3人パーティに追いつくべくアイゼンを仕舞って下山開始。I井さんはソリにて半面山を快調に飛ばして彼方の人へ。次回は私もソリをと心に刻みながら腐りはじめた雪面を走りながら追いかけて下山となりました。
 最後に今回の山行にあたって、心強い会の諸先輩方のお陰で安心して山行に臨む事ができ、またこんなにも良い天気の中アルパインライミングできた事はとても貴重な経験となりました。山行計画を立てていただいたT会長、S原さん、いつもパートナーを組んでいただいているI井さん、ラッセル隊長のA木さん本当に有難うございました。
また、次回も宜しくお願い致します。(H川)