知床岬 2023.7.2-4

メンバー:i井、N川

7月2日(日)
相泊橋5:00
トッカリ瀬7:30
剣岩9:30
近藤ヶ淵11:00
男滝女滝13:00
滝の下番屋前14:00
昨日までの風も弱くなり海はいい感じになっていた。
二時間半程で最初の難所トッカリ瀬へ。
浜辺では、分からなかったが磯は若干ウネリがある。
だが、今日は大潮!良く潮が引いており問題なく通過することが出来た。
化石浜、タケノコ岩と歩きサケ釣りで有名なモイレウシ川へ。
ここで、初の熊発見!
200m程離れた斜面で何か食べている。距離があるので安心して見てられる。
次の難所剣岩へ。
さすが大潮、ホント良く引いている。
完全に干上がった海藻の上を全く濡れずに歩く。
メガネ岩をくぐり、半島東端ペキンノ鼻を通り本日最後の難所近藤ヶ淵へ。
深さ測定係の私は、ヘリの海の中を歩く。ギリギリ股下か!
i氏は、岩場を得意のクライミング力でトラバースして行く。
最後の難所をクリアして、今日のテン場へ。
天気も良くなり心地よい風もあり最高である。
男滝で水補給して、誰もいない滝の下番屋前で
テントを張る。
早い到着てのんびりしている16時過ぎ、熊が!!!
番屋の裏斜面から子連れ熊が降りてきた。
しかも、デカい!
スプレーをいつでも撃てるように準備する。
ドキドキしながら見守ると斜面奥へ消えて行った。良かった良かった。
夕食晩酌をして、まだ明るい18:30早々に就寝タイムになった。

 

7月3日(月)
滝の下5:15
念仏岩5:40
カブト岩6:45
知床岬9:45
カブト岩12:20
念仏岩13:20
滝の下14:30
5:15いざ岬へ!
二日目は、海へは入らない濡れない行程である。その代わりに念仏岩、カブト岩と二ヶ所の高巻きがある。
先ずは、念仏岩へ。
登りも下りも、しっかりしたロープがあった。昨日の高巻き所にもロープがあったが、これらは漁師さんが設置したそうだ。
感謝である。
次にカブト岩へ。
ここの下りはアンカーとなるものが無い為、ロープも無い。
そこで持参した自作スノーバーの登場である。
スノーバーでアンカーを取り40mロープをフィックスして下りた。
カブト岩を抜けると岬らしくなる。
それと同時に熊も見かける様になった。先端台地に上がり、いよいよ岬へ。
膝下笹原、獣道もあり歩き方易い。
岬は、端っこ感がハンパない。
良い感じである。
来て良かった。
岬をウトロ側に少し回り込み文吉湾を眺めてから帰路に着く。
台地から下り、アカイワ手前で海岸山際に熊が現れた。
様子を見ていると、熊は干上がった海へ歩き出した。
この間に山際を通り抜けるつもりであったが、熊は海に飽きたのか砂浜の方へ戻って来た。
ヤバイヤバイ!
スプレーを準備する。
熊と目が合った。
熊は、海岸線を岬の方へゆっくり歩いて行った。
ふぅー緊張した。
カブト岩、念仏岩を慎重にクリアしてテント場へ。
昨日やって来た親子熊は現れず、本日もまた明るい18:30に就寝タイムになった。

 

7月4日(火)
滝の下5:15
近藤ヶ淵6:45
剣岩8:30
トッカリ瀬10:30
相泊橋13:45
三日目最終日。
目覚ましが鳴った時は小雨が降っていたが、朝食の準備を始めると上がった。ラッキー!
今日は、直ぐに近藤ヶ淵がある。
干潮は10:12である。
さて、どの位の水深があるか?
6:45到着
見た感じ、渡れなくはないな。
一日目と比べて水深はありそうだがウネリは全く無い。
ヘソまでだったがウネリが無い分歩き易かった。
近藤ヶ淵の裏で熊を見る。
剣岩、トッカリ瀬も大潮の干潮、ウネリ無しで全く平和な海岸歩きであった。
今日の天気もだんだん良くなって行った。
三日目間とも日の出直ぐの天気はイマイチだか一時間も歩けば、今日も良い天気!になった。
一日目4頭、二日目7頭、三日目1頭合計12頭の熊を見た。
気が付いても逃げない4頭、
気が付いて直ぐに逃げた3頭、
気付いていないだろう5頭、
こんな内訳だった。
因みに、人はゼロ(笑)
天気、潮、風、熊、全て恵まれとても満足な山行だった。
また、休暇を取って日程を合わせて頂いたi氏に感謝したい。
来年は、知床岳へ行きたい。

N川

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