2015.7.25 赤石川 メンバー L石井、菅原、大屋、大城、出嶋 コースタイム 4:35 紅葉谷登山口 4:50紅葉滝 6:30再入渓 C785 9:00 ヤスヤスの滝 10:20再入渓 C1250 12:50 飛竜ノ滝 13:35夏道合流 14:15 黒岳山頂(休憩30分) 15:15リフト乗り場 沢シーズン二年目。今までで最高レベルの沢。山と谷では!!の沢。 緊張で寝れないかと思ったら、寝坊した。集合時間に起床という失態。 なぜ今日に限って、と後悔しながら急いで層雲峡に向う。なんとか間に合い、4:35もみじ谷登山口をスタートする。天気は曇り。 天気予報では午後から雨予報。できれば、核心まで天気が持って欲しいと願いながら、歩き出す。道を歩いていくと、紅葉滝が現れた。 今まで、観光ではきたことあるが、この滝の奥に行こうなんてその当時は想像もできなかった。 水量が多く、近くによると水しぶきがかかる。 少し、戻り左岸から高巻く。水分を含んでいる木、土はボロボロと崩壊し、大変登りにくい。一箇所、ドロドロの壁に遮られ直登できず、石井さんにお助け紐をいただく。C930あたりをひたすらトラバース、石井さんについて行きたいが、藪が濃くなると一瞬で置いてかれる。しかも、手袋を忘れてしまったから、笹が滑ってつかみづらい。手袋は役にたってたんだなと実感。斜めの岩盤のトラバースはドキドキした。滑落したら、谷底まで行ってしまうだろう。笹を必死で持っていくも一度、滑ってしまった。藪こぎ中一度休憩をとる。いつまで続くかわからない高巻き、覚悟はしていたけど、かなりハードだ。このへんかなと降りはじめる石井さん。なんとロープなしで入渓。お見事でした!! 函の中はとっても綺麗!!でも水量あるから落ち着かない。釜も深くて渦巻いているのばかり。ワイルド感は最高!!落ちないように必死です。その後函も終わり、美しい沢が始まる。 白泡たっていて、それだけで映える。 徐々に天気もよくなり、沢にいるのに暑いと言ってしまう。 この滝群は左岸からちょっとだけ巻いた。バイルが大活躍。C1150あたりで遠くにヤスヤスの滝が現れる。六段の滝だ!! どの滝も迫力満点で、とても直登はできない。右岸の枝沢をあがり、高巻く。この高巻きもなかなかで落ちてはいけないトラバースばかり。枝を必死でもち、草付きはバイルで進む。足元が滑る時が本当に辛い。そして、シャリバテしたのか、二度目の高巻きはスピードダウン。石井さんのスピードについていけず。何回か待ってもらう。 ようやく懸垂地点まで到着。立木に50mザイルを2本かけて石井さんが下降。 これもまた見事で、無駄のない高巻きにびっくりする。休憩して進む。 今度は水量あるも直登できる滝がたくさんでてきて直登を楽しむ。菅原さんは直登が好きみたいで、ガンガン攻める!!大城も負けない!!と頑張る。登れた時の達成感はたまらない。もっとバイルを使えるようになればもっと楽しめるのになぁと思う。大屋さんが直登できないところはザイルでカバーし、どんどん登っていく。この速さは異常で、ついていくのに必死だ。C1450の滝マークからは雪渓が現れ始め、スノーブリッジを使い渡るところも出てくる。 これが崩れたらやばいなぁと思う。 高山植物帯になって花が咲き乱れてくる。 とうとう飛龍の滝のお出ましだ。 雪渓と岩の隙間を通り、標高を稼ぐ。 最後の詰めはまた泥壁で石井さんが上がり、お助け紐を出してもらう。 滝の右岸から少し巻き、落口にすんなりでる。今までの高巻きに比べたら天と地の差だ。 沢にでると、川原が続いている。奥に見えるのは懐かしい大雪の山々だ。ガスってて残念だが、なんとなく、ここから見る雄大な大雪がわかる。両岸は花が咲き、 今までの荒あらしさが嘘のようだ。河原でついた泥を流しながら、のんびり歩く。無事夏道と合流。 長い旅だったけど、大変だったけど、やっぱり楽しかった!! 夕方から、予定のある出嶋君は夏道を先に進み下山した。 私たちはのんびりと大雪の花を楽しみながら、山頂に向う。 登山道はたくさんの登山者がいた。ヘルメットの私たちは完全に浮いていた。色々お話しながら、下山。やはり、夏道は歩きやすい。あっという間にリフト乗り場についた。リフトに乗ると力が抜けなんだか眠たくなる。 最後まで体力が持つか不安だったけど、成し遂げれて嬉しかった。一緒にいってくれ、支えてくれた仲間とトップで引っ張って行ってくれた石井さんに感謝いたします。記 大城
昔、新井さん達と行った赤石川の記憶を呼び起こし、敗退覚悟で計画。 高巻きが核心との記憶どおり、約1時間半高巻いてロープを使わず入溪。 無事にヤスヤスの滝に辿り着き、成功することを確信。 みんなの足も揃っており、予定どおり下山。 次の時代を担う会員に継承出来て良かった、良かった! 記 石井