2022.4.23 小樽赤岩

2022.4.23 小樽赤岩

メンバー:H川、I井、M岸

(クライミングシューズでの)シーズン初めは大黒岩と不動岩稜から。

朝方まで断続的に雨だったが、回復する予報。

それでも、大黒岩に取り付くぐらいまでは比較的暖かかった。

 

ハーケンの腐食の度合いの判断は各々のこととは思うが、

両岩ともナッツとトライカムを割と使った。

非常に風が強くなってきて、沖には白波が立っている。ビレイ中時折突風が吹きよろける程の強風の中、トップを行くH川氏、このピッチが一番シンドかった。

 

終盤でようやく天候が回復。

 

記:M岸

 

 

2022.4.15-16 利尻山アフトロマナイ沢

K原、他2

Day1
 朝1のフェリーで島に入り、野営場まで歩く予定だったが民宿マルゼンのお母さんに拾ってもらい車で登山口へ。ありがたい。
 登山口には自分たち以外にもガイドツアーのパーティーと2人のスキーヤー。天気は快晴だが暑すぎず登りやすい。リッチは使わず長官山に直登する沢を使って登る。上部はアイゼン、アックスが必要。Rが遅れてしまったのでリッチで写真を撮ったり味噌汁を作ったりまったり過ごす。
 15時過ぎには小屋に到着して美深の友達の差し入れのビールを開ける。小屋から見るサンセットは最高だった。明日の滑走のために大量の食料を食べて、寝る。

Day2
 3時に起床。朝飯を食べてパッキング。サンライズを撮影して山頂に向け出発。
Rは登りに不安なため北陵側に落とすため、小屋で二度寝。我々も5時30分には登り始める。風も弱く雲一つない快晴。東面の雪が緩む事を期待してゆっくり目に登る。
7時に北陵ピーク。ドロップポイントまで移動。ここのトラバースが意外と悪くダブルアックスがあったら良いと思った。
 ドロップポイントから見た斜面は海まで繋がっていて興奮した。斜面は硬いが滑れないほどではない感じ。8時30分まで待ってドロップ。いつも攻め攻めのgも抑え気味で滑っていたので緊張感が高まる。
 崖をスキーヤーズレフト側から巻いた所から雪は良いらしくgはいい声を出しながら滑っていた。gがセーフティまで降りたのを確認して、ドロップ。崖を巻く所までまともに滑れず、巻いた直後は雪は緩みターンできた。最大45~50度くらいだそうです。

 

gとリグループした後の下部も落石が多く気を抜けない。標高を下げるにつれて沢が広くなり落石もなくなる。途中に林道との合流点がありそこから沢を出て林道へ。
林道の最後の最後で雪がなくなりスキーを脱ぐ。
 旭浜まで歩き、浜でgerard が隠し持っていた電気ブランを斜面を見ながら飲む。
のんびりしていたらバスを逃し、ヒッチハイクでフェリーターミナルへ。Rと合流して、利尻の居酒屋へ。最高だった。

Day3
 天気が悪く、朝一のフェリーで稚内へ。駅前のたから屋で締めラーメンを食べて、トリップが終わった。2年前に利尻を登った時からの目標であった利尻の山頂からのライン。北海道に移住して良かった。
 斜度も雪も自分のレベルを超えていたのでもっとうまくならなければならない。

多分、アフトロマナイのどこかで車の鍵を落としてしまった。痛い出費だけど死ななかったので良なった。スペアキーも持ってきくれた友人には感謝しない。

2022.3.21 層雲峡アイスクライミング継続登攀

メンバー:I 井、D 嶋
タ イ ム:0430 銀河の滝P 集合(I 井車デポ) →bn 大函P へ移動 → 0500 大函P 発 → NAKA滝0520-0555 → 尾滝0610-0640 → パラグフォール0700-0800 → 錦糸の滝0830-0940 → ライマンの滝1010-1110 → 雲井の滝1203-1505 → 1540 銀河の滝P 着-1600 大函P 解散


 19-21日の3連休はD 嶋計画のニセカウ南稜から大槍をスキー担いで登って、滑って戻って来る予定だったが、大荒れの天気予報のため中止。天気が回復する21日、層雲峡でアイスクライミングの継続登攀に行って来た。
 前に(2015.3 月)挑戦した時は、腰、胸ラッセルに苦しめられて、ライマン~錦糸~雲井~銀河1ピッチで敗退だった。今回は、NAKA 滝から雲井の滝の6滝を目指し、余力があったら銀河の滝も行けるかもと思っていた。
 ラッセルも無く、I 井、D 嶋の順でパラグーまで順調に終わらせる。ライマンの下に来ると先行パーティーが居たので、先に錦糸の滝へ。錦糸が終わりライマン取り付きに着くと先行P は「帰るので登ってください」とのこと。クオークの返しが折れるアクシデントのため、V 字スレッドで降りて来たところだった。ライマンを終わらせ雲井に向かう。雲井が順調に終われば銀河も見えて来ると思い登っていたらF2の登りから降雪と風が出て来た。次第に上ホロ以上の風が吹き、視界も10m~30mとなった。暖かかったのでビレイジャケットや厚手の手袋、目出帽を取り付きに置いて来てしまった。F3を登る頃には手が凍傷になりかけており、ここは登って帰るとお互い気合いで登って、直ぐにラッペルして取り付きに戻った時は15時05分、寒さに遣られて意気消沈している。銀河の滝Pに1540着、まだ明るく登れる時間だが、風雪強く寒くて行く気になれない。お互い納得して今日はここまでだった。 (記:I井)

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大函P

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NAKA滝

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O滝

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パラグフォール

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錦糸の滝

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ライマンの滝

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ライマンから雲井への水平移動

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姫岩の滝

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雲井の滝

 

3月13日(日)上ホロ北西稜

メンバー D嶋、T田、N口、N川


7:45凌雲閣駐車場
9:00北西稜取付き
11:25上ホロ山頂
12:40凌雲閣駐車場


北西稜をシートラで登って上富良野岳から滑って帰って来る山行を年末、一月末と二回計画したが、天候不良でいずれも未完に終わっていた。
今回は、快晴無風、これ以上無い天気である。
サクッと取付き、雪で埋まってる岩壁をサクッと登り、上富良野岳直下からサクッと滑って、
計画三回目にして無事終了した。
天候、雪の状態が良く、難易度は低めだったが次に繋がる貴重な経験であったと思う。

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記 N川

2022.2.13 雲井の滝

メンバー、I井、N川、Y田、

7:00  銀河の滝駐車場集合
8:00  雲井の滝
8:15 雲井の滝 1ピッチ目
11:15 雲井の滝 3ピッチ目
14:30 アイスクライミング終了
15:00 解散

 

イスクライミング合宿三日目。雲井の滝(3ピッチ)は良好な氷結状態でした。ベテランのI井さんにリードをお願いして、Nさんと二人でオールフォローで登る。久しぶりのアイスクライミングは少し緊張したが、新調したアックス(ノミック)とクランポン(ダート)は気持ちよく氷に突き刺ささる。ちょっと感動。アイスクライミングの道具の進化は本当にスゴイ。

吹き上げる風でユニークな形状になっている3ピッチ目が印象的だった。リードのクライミング中に上部から大きな落氷があり、階段状のところで角度が変わった。いくつもの氷の破片が横方向からロケット弾のように飛んで来る。少しは避けたが10センチほどの氷がヘルメットの下のおでこに直撃。毛糸の帽子の厚いへり部分にぶつかったので助かった。ビレイの位置が悪かったことを反省。アルパインはもっといろいろ気を配らなければ。
 

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記:Y田

2022.2.11 楓沢から樽前山(1022m)東山

メンバー:H千、M木
2月11日(金)快晴 無風 視界良好 気温-4℃(頂上)  
タイム:樽前山駐車場6:50―7:30楓沢入口7:40―8:40高巻き地点8:50―11:40C540m12:10―13:50外輪山―14:30樽前山東山14:40―15:00C750mスキー着用15:15―15:35七合目ヒュッテ—16:25樽前山駐車場

登り:7時間40分   下り:1時間45分


 前回(1月10日)の樽前山行で積雪期の楓沢が話題となる。その後、情報が入り雪崩の危険はなく、登れることが判り行ってみた。
 樽前山駐車場から国道276号を入渓地点の紋別橋へ行くが歩道は積雪状態で交通量の多い車道歩きに注意がいる。楓沢に入るとスノーシュ踏み跡がハッキリと付いていた。岸壁帯に入ると中は60~70cm程の積雪でトレールも有って歩きやすい。左岸壁上部の雪庇と灌木・倒木に積もった雪に注意しながら進むが倒木利用の滝は雪の下であった。1時間で高巻き部に達する。トレースはここで終了していた。
 左の沢に200m程入ると3m程の枯れ滝をツボ足で乗り越す。沢に戻り忠実に詰めるが積雪も多くなり何度も高巻き、これが意外と時間が掛かる。定点の545mは正午、時間も押しているので外輪山に直接出ることにする。意外とスキーが使え、頂上(東山)達した。ここでアイゼンに交換、C750mでスキーに替え、一気に登山口に降りた。
楓沢は苔がグリーンの時期が一番良く、積雪期は余り魅力がないと思う。
                                  H千

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楓沢下部(右手の沢床が見える)

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倒木に積もった雪に注意を

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外輪山は目の前、風紋は有るが柔らかくスキーで登る

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下山に備えアイゼンに履き替える

 

2月12日(土) 静流の滝

メンバー、I井、M岸、Y田、N川


8:00  銀河の滝手前空地集合
9:25  静流の滝
10:00アイスクライミング開始
12:30終了
13:45白竜の滝視察
14:25解散


合宿二日目、今日も良い天気である。
1時間25分歩いて静流の滝へ。
下部が青く、綺麗な氷瀑だ。
二班に分かれて、サクッと登る。
終了点から見る、赤岳、烏帽子岳の山並みが素晴らしい。
隣りの氷柱でバーティカル練習をやって、白竜の滝の視察へ。
目的の滝へは辿り着けなかったが、なかなか面白い滝探しだった。

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記:N川

 

2/11 バニシングムーン

メンバー I井、T、N川、N口、S飽d、a、H川


8:00 層雲峡駐車場集合
8:50 バニシングムーン
9:00 アイスクライミング開始
16:00 層雲峡駐車場解散


朝から刺すような空気の中、駐車場集合。
国道脇からのアプローチの雪は締まっており楽にバニシングムーンの取り付きまで。
各自アイゼンをつけて滝の根元に向かい、アイスクライミング開始。天気は晴れ渡り、文句のつけようがないくらい。リードを交代しながら、終了点にてトップロープを張る。

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今年のバニシングムーンはしっかりとしている様子でした。
帰り際には、残月の名の由来の景色に静かに感動でした。

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記 H川

 

2/6 上ホロカメットク 中央クーロアール偵察

メンバー I井、M岸、H川


8:00 凌雲閣駐車場
9:50 正面壁取り付き尾根
10:40 中央クーロアール取り付き
11:15  上ホロカメットク 山頂
12:50 凌雲閣駐車場


当日の朝、下界の空は晴れていましたが集合場所の駐車場では若干の薄曇り、しかし視界は良好なのでアプローチも快調に進み、安政火口の取り付き場所でアイゼンに。

 


I井さんに正面壁の取り付き尾根や北西稜の尾根などを教えてもらい、尾根に上がる。M岸さんの強いラッセルにてクーロアール取り付きまで。

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中央クーロアールの取り付きに着くとすっかり埋もれているようで、ノーロープにて落ちてはダメなクライミング開始。

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しかし、バイルはしっかりと決まるし問題なし。そのまま、上ホロカメットク山頂まで登り詰める。山頂では、風はありましたが晴れていて気分は良い。

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下降ルンゼも雪崩の心配も無く、安心して尾根の取り付きまで戻る。

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2月の中央クーロアールは埋もれていて、雪壁登りになるようなので、初冬期に行かねばならないようでした。


私は次回までに下半身強化が課題となりました。


記 H川

 

 

楽古岳 2022.1.2〜5

メンバー CL R家、S水、S藤ak、U野、H野、S藤ay、S原、他1

野塚トンネルから野塚岳〜楽古岳縦走を計画していたが、雪が少なすぎ尾根に取り付けないこと、翌日からの暴風予報に耐えられるテン場の確保が難しいことから、楽古山荘から楽古岳ピストンに計画を変更した。

1月2日 10:40上臼杵除雪ステーション〜13:40楽古山荘
元気な人たちのザックは30kgを超えている。林道はハンター車のトレースがあったので、ラッセルなしで山荘まで辿り着くことができた。
山荘は貸切で、たくさんの薪・布団があり、沢の水も豊富で、こんなにぬくぬくと過ごせた冬の祭りははじめて。

1月3日 8:30山荘〜11:00 Co900mまで偵察
夜半は山荘が吹っ飛ぶんじゃないかと心配になるような暴風が吹き荒れて、浅い眠り。ブロックが積めない稜線だったらどうなっていただろうか?
朝になって若干風は弱まりトレースをつけに上がる。小雪だが、登山道上はさすがに歩きやすい。嵐のような風が蠢いており、これ以上上がっても痛手を追うだけなので翌日のアタックに備えて引き返す。

1月4日 6:00山荘〜10:50楽古岳〜13:30山荘
晴れ。昨日つけたトレースは生きており、昨日の地点まで半分の時間で到達。それより標高を上げるとシュガースノーに苦しめられたが、屈強なメンバーがどんどん先を行き、ラッセルにすら追いつけない。
Co1317まで来ると鎮座するトヨニ、十勝岳が見えそのまま縦走したい気持ちが芽生えたけど、雪が少なくかなり苦労しそうだった。
ピークはこれまで経験したことがないような烈風で、耐風姿勢を取った。夜は本物の大宴会。   

1月5日 6:15山荘 8:45除雪ステーション
”下山日は晴れる“ジンクスは当たる。
"来た時よりも美しく"で四日間お世話になった山荘の大掃除をし、協力金を入れ、モルゲンロートに染まる楽古を背中に駐車場へ。(記 Ay.S)