芦別冬尾根の記録

芦別岳冬尾根 2021.3.27

メンバー:CL U野、S(ak)S(ay)、他4

6:30リサイクルセンター発 10:30反面山 12:00芦別岳 13:45反面山 15:30下山

女性陣は早々にスキーアイゼン装着したが、男性陣はスキーアイゼンなしで頂上直下まで登っていった。

反面山まで来ると、幌尻岳の北カールが見えるほど天気が良い。

雲峰山を左から大きく巻いて、頂上直下でシートラしてピークまで。快晴微風。

反面山からは尾根が細く、スキーが下手な人は時間がかかりそうなので、左の沢に入ったが、アイスバーンになったデブリの上のスキーは辛かった。

尾根と沢、結局どっちがラクなのかわからない。

来年はスノーシューで行こう。

 


 

ハッタオマナイ岳(1,021m)2021.3.20

メンバー:M木、H千

快晴、無風、視界良好、気温12℃(頂上)

オコタン橋登山口6:13―7:30稜線分岐(P1,000m)7:55―8:45平坦地コル(C820m)9:00―10:25頂上10:55―11:50C800m(平坦地コル手前)12:00―13:15主府久(P1,018m )―13:30稜線分岐(P1,000m)13:38―14:22オコタン橋登山口

登り:4時間12分   下り:2時間27分

夕張から日高に向かう樹海ロード、福山大橋の先にあるオコタン橋手前から入山する。登山口そばに変電設備があり車5~6台は駐車できる。国境稜線から北西に延びる尾根を利用するが取付きから作業道がC700m辺りまであり利用できる。先行者がありルートもハッキリしピークに達する。稜線の出ると視界が開け傾斜も緩くなり積雪が安定していた。P1,018m、P980mは巻き、中間ほどのC820mの平坦部からは緩やかな登りで頂上にでる。

 頂上は平坦で三角点が顔を出していた。日高、十勝、夕張・芦別、定山渓、支笏湖周辺などの山々が見渡せる絶好の展望台であった。ここは天気の良い日に登るべき山と感じる。また、登山口から頂上まで7Kmあり、時期が早い(2月中?)とスキーで登ることができそうだ。帰路P1,018m(主府久)に立ち寄ったが3人登った形跡があった。その他の平取側からスキーで登った跡が見られた。 (記:H千)

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国境尾根付近(P1,000m)からハッタオマナイ岳を見る

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頂上、雪面に黒い三角点が見える

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頂上から見る夕張岳・芦別

 

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P1018m(主府久)から歩いた稜線とハッタオマナイ岳

 

戸蔦別岳 2021.3.19~21

メンバー:S藤(亮)S()、他1

 

3/19

1030除雪最終地点発、約9km林道歩き 1430八の沢左岸尾根取付 1630Co1050mC1設営

 

3/20

230起床 400C1発 730主稜線 945戸蔦別岳~1020 1230主稜線下山 1500C1-C2戻り

 

3/21

430起床 630C2発 720八の沢左岸尾根取付 1115除雪最終地点着

 

戸蔦別岳~神威岳の縦走を4日間で計画していたが、後半に天気が崩れる予報のため、2泊で八の沢左岸尾根~戸蔦別岳の往復とした。

 

除雪は戸蔦別川橋までされており、その先9kmの林道歩きとなった。雪が残っていたので沢の徒渉はなし。

左岸尾根の雪質は悪い上に、急なので、ストックで雪を落としながら頑張って進んで、C1設営。

佐藤()が体調不良のため、アタック日はベースでテントキーパーとなる。

 

気合いを入れて真っ暗の中、ヘッデンつけて出発のため、雪は腐らず、サクサクと主稜線まで突き上げ、スノーシューで騙しながらピークまで。ピークからのイドンナップの存在感に圧倒された。

ピークからの下りはアイゼンに履き替えた。

主稜線からC1までは膝が痛くなるほどの激坂下り。これぞ日高という感じ。

 

下山日は、夜中からテントにカサカサと音を立てて雪が降り積もり、一面雪景色になっていた。

 

 

上ホロ正面壁 右クロワール 2021.3.21

メンバー:T会長、I井

十勝岳温泉駐車場7:40→上ホロ正面壁取り付き9:40→右クロワールGo up10:10→上ホロ山頂11:50→十勝岳温泉駐車場13:00

十勝連峰一体は高気圧の中心にあり快晴無風であるが、いつもより十勝岳の噴煙に勢いがあり周辺一帯に煙が立ち込めていて、なんだか曇天な感じ。先行Pが一組あり、取り付きまでトレースを使わせて頂いた。先行Pは中央クロワールであったため、予定変更して右クロワールへ。

1p目40m:T会長 ルンゼをジリジリと登り、岩を乗っこした後は雪壁にロープを伸ばしてルンゼの被った岩の下まで。

2p目50m:I井 被った岩をトライカムを決めつつ右から回り込んで登り、雪と氷の詰まったルンゼを詰めて、岩にスリングを巻いてビレー。

3p目30m:T会長 雪壁を稜線まで。

上富良野岳コルの下降ルンゼも雪が安定しており快適至極。いつも烈風に痛めつけられる上ホロであるが、たまにはこういうのも良い。

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上ホロ正面壁

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正面壁の取り付き尾根を登る

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2p目のフォロー

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快晴無風の山頂

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下降ルンゼ

                               (記:T会長)

【月例山行】 雪洞訓練 2021.3.13

12時~16時 北見峠

メンバー:L S原、K原、Y澤、N川、S佐あ、D島、S木、T村

 北見峠の国道からすぐの斜面で、2班に分かれて雪洞掘り訓練を行いました。
 雪が硬く、かなり苦労しましたが、スノーソーも使い、雪洞を2箇所完成させました。
今回はアプローチを短くするため緩斜面で行ったため、掘った雪の搬出に苦労しました。
最高に天気が良く、暖かく、楽しく行うことができました。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。(L. S原)

 

春のよく晴れたあたたかい日で、
北見峠までの道路もすっかり雪溶けしており、なごやかな雰囲気の雪洞研修でした。

集合場所からすぐのところにちょうどよい場所があり、スキー・スノーシューで歩くことなく雪洞掘りにとりかかりました。(ほかのグループの雪洞跡が多数のこっている場所でした。)

雪がかたく、スノーソーを使いながら掘りすすめ、だいたい2時間~2時間半で雪洞が完成。その後、入り口の固めかたやツェルトやタイベックシートによる風の防ぎかたなどを教わりました。

2グループにわかれて雪洞を作ったので、雪洞内の広さなどのちがいを、体感することができたのもよかったです。

みなさんのスコップやスノーソーを試させていただき、良い経験になりましたし、
雪洞愛にあふれるリーダーSさんが紹介してくださるものめずらしいアイテムが、たいへん貴重で興味深かったです。

みなさんとわいわいと雪洞を掘ったりお話しを伺ったりするのが、とても参考になることばかりで、有意義ないちにちを過ごすことができました。

企画してくださったSさん。
勉強になることばかりでした。
どうもありがとうございました。  (K原)

 

雪洞訓練お疲れ様でした。
気になっていた出入り口の処理の仕方、実際やってみて良く理解出来ました。
講師のS原さん、参加者の皆さん色々教えて頂きありがとうございました。
速く安全に設営出来る様にしたいですね。(N川)

 

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層雲峡 屏風岳 2021.2.13~2.14

S()、他1

213() 9:40大函駐車場発 10:15尾根取付き 15:15Co1350m C1着、設営

214() 4:30起床 6:30C1発 7:30Co1433m 9:05Co1770m肩 9:20屏風岳 11:15C1戻り~撤収 12:15C1発 14:45駐車場着 

213()

ニセチャロマップ林道から入山し、ゆるいところから尾根取り付き。Co1200mから尾根がキリッとなってきて、東側は雪庇、西側はブッシュで、狭い尾根には1mくらいの固い段差やシュガースノーの段差が細かく波打つように行く手を阻み、Co1250mから100m上がるのに1時間半もかかった。心がボキボキに折れたのを相方に励ましてもらいながらCo1350m着、半雪洞を掘ってC1

 

214()

行動し始めてすぐシーアイゼン装着。日高を彷彿させる急な尾根を頑張って歩き、Co1433mまで来ると、波打つ段差も緩く歩きやすくなり、Co1700m肩手前でシーデポ、アイゼンに変え、サクサクとピークへ。2月と思えない暖かさで「山と谷」の記載通り、1700mまでは辛抱に次ぐ辛抱だけど、頂上からの展望はバツグンでそれまでの疲れが飛んだ。

下りも途中までシーアイゼンをつけたまま慎重に下った。気温が高くなり、シールにもスキーにも雪がくっつき、高下駄状態。最初から最後までスキーは楽しめなかった。

自分のスキーレベルなら、次行くならスノーシューの方が早いと思った。
とても満足いく山行だった。

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敏音知岳(703m)宴会山行 2021.2.27〜28

メンバー:D嶋、S木(ド)、K山

元々はオプタテシケを1泊2日でやる計画でしたが、
前日に稜線風速30m/sの予報が出てしまい、やむを得ず計画変更。
ピンネシリでしこたま酒を飲む会になりました。

のんびり旭川を出て、道の駅に着いたのは13時過ぎ。
1時間ほど歩き、尾根の取付き(300m)にBCを据える。
会の備品のテントを取り出すと、なんとポールが入っていない!
急遽雪洞を掘るハメになりました。
「せっかくだからイグルーを作ってみよう」と提案があり、
D嶋親方指導の下、イグルー制作に取り掛かる。

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2時間半ほどで立派なイグルーが出来上がりました。
「慣れれば1時間半くらいで作れそう」とD嶋氏。

快適なイグルーの中でうまい酒とすき焼きにあり付く。
日没まで時間があったのでズッキー氏は1本滑りに行きました。f:id:amc2020:20210306194356j:plainf:id:amc2020:20210306194320j:plain
たまにはこういうゆるい山行もいいですね。
(記 K山)

2日目

5:00起床 7:00登山開始 8:30山頂 9:30駐車場

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天候曇り、風強め(山頂は体感風速10m以上)、さっと登ってさっと滑って快適なバックカントリー宴会ツアーでした!
(記 S木) 

ナギサブライダルベール 2021.2.12

ナギサブライダルベール 2021.2.12

メンバー:I井、D嶋

 

札幌からは国道231号線を浜益方面に進み、新赤岩トンネルの浜益側出口左手に駐車帯がある。車をここに停めて新赤岩トンネルを徒歩で戻り、太島内トンネル入口から旧道に入って、氷瀑に向かう。

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氷はロープ長で1P目35m、2P目35mで70mあるが、ラッペルは60m1回で下りられる。
 登った時は、関東の山岳会の方4名が先に来ており、左右を登っていたので、順番待ちした。12時30分過ぎから登り14時30分には取り付きに戻った。
 ラッペル後、ロープを引き抜いたが上の木に巻き付いてスタックしてしまった。東京の方がトップロープで登り返していたので、回収をお願いした。こんな巻き付き方があるのかと写真を撮って見せてくれたが、何だこりゃというビックリする巻き付き方だった。
 1P目のビレイ支点をスクリュー2本で作ったが、氷が柔らかく抜けそうなので3本で作ったが、D嶋君とビレイを替わった時にスクリュー1本がすっぽ抜け肝を冷やす。別の場所に13cmのスクリュー打ち、最初に打った13cmをV字スレッド用BD19cmに打ち直し、更に1本打ち加えて4本で支点構築した。危ないところだった。【タイム:徒歩片道30分、登攀2h】

天人峡フェローズフォール 2021.2.27~3/1

天人峡フェローズフォール 2021.2.27~3/1

メンバー:M岸、I井、H川

 

2015年に当会のI井さんが忠別川遡行時に染み出しを見つけ、
その冬、上忠別山山頂から氷が見えるという話からあっという間に氷瀑に名前がついてしまい早4年、

 

天人峡ダイレクト第2登の記事と対岸からの写真から
フェローズフォール単体へのアプローチが可能ではないかということで
”滝のみ”第3登を狙う。

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送毛の滝、濃昼の滝 2021.2.6

メンバー:I井、S木(S)

8:10
思ったよりも早く目的地である日方泊トンネル近くまで着きました。
当初の予定はペリカの滝です。
ペリカの滝に行くトンネル出口あたりまで行ったのですが、
アプローチのスタート部分が覆道でふさがれてしまっていて上がっていけない。あきらめて、濃昼方面に向かいました。

9:00 濃昼の駐車帯到着 

国道を少し北に歩いて、国道から下降して、海岸線を行くことにしました。
海岸線に降りてから、まず濃昼の滝を遠くから確認して、その後送毛の滝に向かう。

10:15 海岸線を歩いて、送毛の滝に到着。

思ったよりも時間がかかりました。国道を歩いて行って、送毛の滝の上から降りた方が良さそうです。
1ピッチ目(約20~25メートル)はそれぞれフリーで登る。
さらに2ピッチ目(約40メートル)をI井さんがリード。
トポではWI3となっておりますが、右の氷柱の方を行くと、WI4くらいだと思われます。
下降は、60メートル2本で一回で降りられました。
この滝のように氷に水分が多い部分があると、その部分にはペツルのLASER SPEED LIGHTは、入っていきません。

12:00 送毛の滝終了。
12:10 濃昼の滝に向かう。
12:50 濃昼の滝到着。

あろうことか、滝に大きな穴があいている。穴の中の大きな空洞では勢いよく水が落ちています。こりゃ無理だ。
以前にこの滝は2月中旬過ぎに崩落したことがあると聞いていたこともあって、登りませんでした。
当初の予定では、濃昼の滝を登って駐車帯まで帰る予定でしたが、プラス気温の中、濃昼の滝の横の沢を登って帰りました。

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記:S木(S)